国内の森林事情や農業の衰退事情を勝手に憂いている当ブログの著者、いちだいにとって、(←何目線なのか・・・😅)、日テレの「所さんの目がテン!」と「ザ!鉄腕!DASH!!」は最も興味深い2大番組です。
日本は国土の約7割を森林が占めていて、四方を海に囲まれているという、極めて四季美し自然豊かな国なのに、
なのに自然に興味が無い人も多いし、そればかりか森や海をゴミ箱のように思っている人もそれなりにいるのが現状です。車で入れる山域には必ずと言っていいほど不法投棄があるし、2050年には海洋ゴミは魚よりも多くなると言われているのが現状です。
登山趣味のお陰で里山の重要性について、考えたり実感したりする機会も増えましたが、そういう意味で「目がテン!」の一つのコーナーである「かがくの里」は非常に興味深くて、今のご時世において大切な番組だなと思います。水田をやったり、昔ながらの方法でパンを作ったり、養蜂をやったり、フクロウが住めるように試行錯誤したり、野鳥や昆虫を観察したり・・・色んなことを楽しみながら里山を復活させる。
最近、その番組に世界的建築家である隈研吾(くまけんご)さんが出演されて、かがくの里の母屋を一緒に立て直すという企画が持ち上がったのですが、木材建築のプロだけあって里山の重要性を凄く認識されていました。この方の技法は、本来捨てられてしまうような細い間伐材を使って、木組み(釘を使わない昔ながらの建築技術)で組み合わせるという現代では斬新な建築技術を使っておられます。隈さんの建築作品としては、新国立競技場とか東京青山にあるケーキ屋さんとか有名ですね。
日本は安い木材ばかり輸入して国内の木を使おうとしない。放置されて荒れ放題の国内の山の木をもっと伐採して使って、切った後は植林する。そのサイクルに乗せていくと環境もよくなるし、土砂崩れなど防災にもつながると、そういう意味の事を言っておられました。
森林事情についてはもっと思うところがまだまだあるんですが、それはさておき、番組では隈研吾さん以外に環境省の事務次官にもインタビューされていて、その方も目がテン!を見ているらしく、(番組で行っているような)里山の復活は今後の日本が向かうべき方向だとコメントされていて、ちょっと感動しました。
世界的に活躍されている著名人や国家公務員のトップに位置する方が、そういった認識を持っておられることに少し安心感を覚えたのと、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと思いました(←何目線か・・・😓😓)
安価で手に入る輸入品とか国内で調達できないものもあるでしょうけど、国内の資源を使って物を作り、国内産の食材でを食をまかなう。国内外のものをバランス良く。国民が国内産を求めるようになって需要が上がってくれば、森林や農業を商売とする人も増えて活発になるし政治もそのようになる。自給率も上がって自然も健全に保たれる。
戦争も勃発して、輸入もどこまで頼りにできるのか不安な時代になった来ましたから、自然が豊富な日本はその特徴を活かして、生活を見直す時期が来ているのではないかと思います。
そして、結果的に森林や海が整備されて、自然が豊かになればくれば、登山に行っても安全で楽しくなるんじゃないかな~と。(←最終的はそれ目的!)