読書をするのは趣味というほどでも無く、ちょっとした隙間に読んでいる程度です。Amazonのタブレットを手にしてから、読書しやすくなりました。(スマホでもアプリを入れておけば同じように読めますが)主に会社での昼休みに弁当を食べながら読んでます。それと3時の休憩の時に読んだり読まなかったり。
Amazonのkindle(キンドル)は安いものも多いので、その点も良いです。
芥川龍之介全集
芥川龍之介全集がなんと200円で!お得過ぎます。
芥川といえば、「藪の中」という作品しか読んだことが無かったので、他にも読もうと思って買ってみました。
短編集ばかりで、小説はもちろん随筆や神話みたいな話、少しオカルトチック(?)なものまであって、読みやすく面白いです。まだ半分も読んでませんが、代表作的な作品は全部読んだし、毎日ちょっとずつ読み進めていこうと思います。
今のところ一番印象に残っているのは「蜜柑(みかん)」かな。あと「あばばばば」(変なタイトル)とか。面白い展開があるわけではありませんが、何となく主人公の心理状態に共感できる感じです。
夏目漱石全集
夏目漱石全集がなんと200円!お得過ぎます(デジャヴか!)
芥川龍之介が先生と仰いでいた夏目漱石。森鴎外に対しても先生と呼んでいたらしいので、特に夏目漱石と子弟関係では無かったのか、と思いましたが、芥川の全集を読んでいたらやっぱり師匠だったようです。
夏目漱石は、僕が子供の頃に「坊ちゃん」のアニメが何度も放映されていたし親しみやすいです。長編が多いので、読み始めるのに少し身構えてしまいますが、さすがにかなり面白いと思います。読んだタイトルはまだ5本にも満たないですが、この方は、人の心情を書いたり、言葉で表現をすることの天才ではないかと思います。「これをそんな言葉でそんな風に表現するのか」と感心というか感動してしまいます。
ただ、万人ウケするかというとどうでしょうか。猫好き必読の「吾輩は猫である」にしても、次々と面白い展開が待っているわけでもなく、名も無き猫の飼い主と、その友人達が日常の色んな出来事を議題に議論を交わす、それを冷めた目で見ている飼い猫の見解。そういうものが淡々と綴られて進んでいく。そんな印象でしたが、「なるほどそんな考え方もあるな」と感じるのであれば面白く読めます。退屈な人には退屈かもしれません。好みの問題かな。
芥川龍之介を読みつつも、時々は夏目漱石も読んでいこうかと思います。
両方を読み終えたら、森鴎外全集(これも200円)を読もうと思いますが、何年先になるかな。