少し日が空いてしまいました。この連休は久しぶりに仕事に行かない4連休でした。登山2日、自転車1日、残りはレスト。充実した連休でした。

 

 さて、前記事の続きです。

 

 

 

 

 

 

◆GOPROで撮影しようと思ったら、まさかの・・・ ( ̄ー ̄ ...

 

今回は動画と撮ろうとゴープロを持って行きました。道中を断片的に撮影して、一番の見どころである大蛇嵓(だいじゃぐら)で多めに撮るつもりだったのですが、ゴープロを取り出してみたら、何故かバッテリー切れΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン 満充電で持って行ったんですけどね。

 

とりあえず、スマホで少し撮ったのと、ゴープロに残っていた動画を雑にまとめました。僅か2分の短い動画です。

 

シオカラ谷でのコマドリの鳴き声と大蛇嵓(だいじゃぐら)からの展望だけです。

 

 

 

 

 

 

 

◆牛石ヶ原(うしいしがはら)の神武天皇像

 

大蛇嵓からの折り返しで、歩きだすとすぐに牛石ヶ原(うしいしがはら)に出ます。

 

 

ここには神武天皇像があります。何故、大台ケ原に神武天皇?と思いますが、ここは神武天皇の縁の地です。

 

 

九州に住んでいた、幼名「イワレヒコ」の神武天皇はが国を治める為に東へ向かい、奈良県の橿原で神武天皇に即位するまでの話(いわゆる神武天皇の東征)ですが、その前に大台ケ原を越えたという伝説があります。古事記、日本書紀に載っています。この大台ケ原で敵を退けたようです。

 

手に持っているのは弓。その先にとまっているのは八咫烏(やたがらす・・・日本神話に登場するカラス。このカラスの案内でイワレヒコは大台ケ原に登ってきた)ではなく金鵄(きんし・・・日本神話に出てくる霊長で金色のトビ)です。

 

こちらのコースは木道などもあり、アップダウンも緩やかで、かなり歩きやすいです。なので、人も多く家族連れも見られます。

 

 

 

 

 

 

◆枯れ木だらけの正木ヶ原~正木峠

 

 

多少のガス(霧)が出ることはありますが、基本的に好天に恵まれています。大台ケ原で有名な枯れ木ゾーンに入ります。

 

正木ヶ原(まさきがはら)

 

 

 

 

 

 

 

正木峠(まさきとうげ)

 

 

 

 

 

 

 

 

このあたりは昭和30年代まで樹々と苔で森林豊かな樹林帯でしたが、伊勢湾台風による倒木、ドライブウェイ開通に伴う入山者による踏み荒らし、天敵のいなくなったことによる鹿の増えすぎなど、複合要因によって、苔と樹々は失われて枯れ木と笹が広大に広がる景色となってしまったようです。今は、登山道以外は入れないようになっていて、厳格に森林保護されています。

 

 

 

 

 

 

大台ケ原でこの景色を見るたびに自然との付き合い方を考えさせられますね。

 

 

 

 

 

 

◆大台ケ原最高峰の日出ヶ岳

 

最後の絶景ポイントである日出ヶ岳に登りました。山頂手前の階段が登山終盤の足に堪えました。ゼェゼェ言いながらなんとかとうちゃこ。 でも、風が冷たいので良かったです。

 

 

会社で使っている空調服を持って行ったので、休憩時間に着て汗を飛ばしました。自転車のサイクリングと違って、下りでも風が来ないので強制的に汗を乾かすのに便利です。 

 

 

 

この場所から熊野灘が見えます。

 

 

 

割と海が近いんだな~と思えますが、そう見えるだけで実際はかなりの距離があります。天気が良ければ、ここから遥か彼方の富士山、北アルプスの乗鞍岳、御嶽山なども見えるらしいです。大台ケ原でそこまで晴れ渡るのは稀でしょうけど。 

 

 

ここまで来れば、あとは下りです。少しホッとしますが最後まで気を抜かずに足元に気を付けて安全に歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆Return(帰還)

 

 

駐車場の手前で苔探勝路に寄って帰ります。様々な苔を見ることができます。苔の種類はよくわかりませんが、苔写真が好きなので、そういう意味でも堪能できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このエリアは周りを柵で囲ってあり、厳重に保護されていました。 

 

そしてようやく、駐車場に戻って無事下山しました。 昔話にも神話にも登場する大台ケ原。他の山とは雰囲気が違い神秘感の漂う山域でした。

 

 

時間 4:59

距離 9.1km

獲得標高 630m

消費カロリー 1790cal

 

標高の累計があんまりでしたが、結構よく歩けました。楽しかったです。