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モンキーFIのトップブリッジを自作しようとして手に入れた、中古のトップブリッジ。
まずはコイツの寸法を測定します。
どうやって測ろうか。
最終的に加工機で加工するので、その加工機に乗せて測定するのが一番手っ取り早いです。
トップブリッジ中央のロックナットが入る穴の中心を基準にして、各穴とか輪郭の形状を作って行くので、まずは中央穴の位置出し。
この穴の中心を0として、各穴位置の座標を決めて行くのですが、やってみるとどうも誤差が大きい。誤差と言っても0.1ミリとか0.2ミリくらいなんですが、その1/10程度の誤差精度にしたい。
よく調べたら、穴の内径の壁面が滑らかではなく、僅かな凹凸があるので測定器具に悪影響を及ぼしているようです。
そこで、この測定方法は諦めて、他の装置で測ります。
色々な寸法を測定する為の専用機械です。
国産車の高級車が帰るくらいのお値段。会社の設備としては安価かな。
これで穴径(直径)と穴ピッチ(穴と穴の距離)を測定します。
あとは更に他の方法で確かめたり、検算したりで測定値の信用度を確認します。
で、測定値をもとにCADで図面を書いてみました。各寸法と中央の穴中心を0とした時の各座標を書き込んであります。
とりあえず、現状の形から図面を起こせたので、これをもとに自分好みの形に書き換えるわけですが、当初考えていた大幅な改造はやめて、全体的な形を少々弄る程度にしておこうかと思います。
このペースでいくと、完成するのはいつになるでしょうか。ま、気長に遊ぶとしましょう。