10月某日、我が職場にようやくマシニングセンターが無事納入されました。
普通の3軸MCなので、動かす難易度は低いのですが、
なにしろ6~7年くらいのブランクがあったので、思い出しプログラム作ったりしてなんとか稼働。

3日後くらいには、とりあえず目的の形に加工できるところまで漕ぎつけて、どうにか量産加工の入り口くらいまで来たな~と安心していたのですが、翌週の朝に突然の故障!
古い設備は、なんだかんだとトラブルがあるのですが、新品なので、まぁ、5年くらいは故障も無く過ごせるとタカをくくっていたら、僅か1週間で故障だと!?
このMCのツール交換方式は、アームではなくマガジン方式。

ツールチェンジでマガジンが回転してくれません。止まってアラームが出ます。それとZ軸を動かすと、ゴゴゴゴ… と異音がします。
週末までは普通に動いていたのになぁ…
何度か電源落としたり、色々やってみましたが絶対におかしい。あきらめてメーカーに電話して、症状を伝えました。そこからもう、10回くらい電話でやり取りして指示通りパラメーターを弄ったり、電圧測ったり… 駄目ならサービスに来てもらうか。(サービス…メーカーの修理要員)サービスが来ると、真夜中まで修理に付き合わされることもザラにあるので、嫌だな~と思っていたのですが、電話対応で技術の方が、
「おそらくリレーが原因と思われるので、新品の物を送ります。交換して様子をみてもらえますか?」
て、ことでした。
で、翌日に到着。
さっそく交換して

電源入れてみたら…
おっ!治った!
一度、電源落として再投入しても、ちゃんと動いてます。どうやらブレーキを解除する為のスイッチ(リレー)が壊れていたので、ブレーキが掛ったままだったらしいです。マガジンが回らないのもZ軸で異音がするのも説明がつきますね。
それから、様子を見つつ動かして1週間。今のところ大丈夫です。

あぁ、良かった。それにしても、何故リレーなんか壊れるんだ?こんな電子部品なんて何十年も壊れないこともあるのに… 中古のリレー使ったんではあるまいな。
まぁ、それはさておき、最近の30番テーパーのマシニングセンターって、ほんとに性能が良いです。昔のはつかいものにならなかったけど、なに?この安心感。小型の設備が結構売れるんで、各メーカーとも力を入れているらしいですが、これなら動かしていて楽しい。
しかし、量産するとなるとこれから大変だな~