昨日から天気が良いので、今日は犬打峠(いぬうちとうげ)を走れるんじゃないかと思ってましたが、相方が、昨日のライドで足が痛いというので、今日は平坦コースにしておこうということで、朝7時半くらいに家を出ました。
青い点線の道です。
ただ、平坦だと負荷が足りないということで、そこそこアップダウンのある山吹山の山道を走って、JR玉水駅あたりまで行くことにしました。

ところが、少し走ってみたら調子が良くなったようで、
「大正池ヒルクライムコース(府道321号)の途中にある、分かれ道で曲がってみたい…」
と、相方からリクエストが…
結局、今日も登るんかい!
ということで、おっそいペースで淡々と自転車で坂を登り始めます。そしておよそ4キロくらい登ってきたところで、例の別れ道に出ます。

一応、交差点のようになってます。まっすぐ行くと峠を経て和束町へ抜けるヒルクライムの本コース。写真にはありませんが、左に曲がると未舗装道路で山へ入り、万灯呂山(まどろやま)へ抜けることができます。(過去にロードで走破しましたが後悔しました^^;)そして、今回行ってみたいのが、右側なんですが、「六臂窯」と手書きの看板がありますね。前から気にはなっていたのですが、これは「ろっぴがま」と読んで、陶芸をやっておられる陶房だそうです。井手町野外活動センターのHPに詳しく載っています。
右折して看板の方向へ行くとほどなく工房があって、

更に道は山の中へ続きます。
下調べも無しに来たので、一体どこへ抜けられるのか、行き止まりなのかわかりませんが、好奇心のままに進んでいきます。
路面は舗装ですが、あまり良くありません。そして本コースよりも斜度のきつい坂が延々と続きます。
今日は足休めじゃなかったんかいな…
相方の気まぐれのせいで、今日もわけのわからない山で激坂を登ることになりました。どこかへ抜けるのか行き止まりか… 結構クネクネ走って、方角もわからなくなりましたがようやく下りです。
やっと、視界が開ける!ここはどこだ!?
・・・ん? ここどこ??

四方が山に囲まれた、小さい谷間にビニールハウスと家とかコンテナがポツンと…
実は、r321から少し東に入って峠(有王山)を越すと、小さい谷間があって、ここへ出てきたわけです。

ここ、どこやねーーん
引き返すにしてもまた激坂を登らないといけない。ちょっと様子を見てくるわ、相方が先へ見に行くと、一応道は続いているらしい。谷間だからどちらへ進んでも登りですけどね。
で、ちょうどこの場所におられた、おじさん(とその息子さんかな)に声を掛けて、この先の道について尋ねてみました。親切な方で詳しく教えてくれました。どうやら山城森林公園に抜けらるらしいですが、途中、三上山(さんじょうやま)という峠を超えるらしいです。かなりきつい斜度が2回ほどあるとか、アップダウンも繰り返すらしいです。しかし、舗装道路だというのでお礼を言って、先へ進みます。
しかし、これから先が結構厳しかったです。聞いたとおり、かなりきつい坂です。しかも路面も荒れてるし。車も人も誰も通らない。エラいところへ来てしまったゾ。
どうにかこうにか頂上へ。

ホッと安堵して下ったら、また激坂。しかもアスファルトじゃなくて白いコンクリートに溝がつけてあるスリップ防止の道。34-30tでフルダンシング。普通に本コース登ってる方が楽やん。

誰がこんな山奥でキャンプなんか…
ここから先が、もはや獣道かと思うくらいの深い山で、ガードレール無し、グレーチングの蓋が無かったり、道がエグれていたり、そして長時間の激坂下り。
ブレーキ握りっぱなしでもう手がパンパンです。地元にこんな激坂があったとは。下りで良かったです。
だいぶ下ってようやく斜度も落ち着いたものの、

ホンマに森林公園に出られるんかな~?まさかの行き止まりで引き返す事になったら、我々の脚力体力では遭難は必須です^^; しかも途中で通行止めの看板が倒れたまま放置してあったのを見て、一瞬、顔が青ざめましたが、何事もなく下界に降りました。
森林公園に出たら、人々が平和にBBQを楽しんでます。

あぁ、生きてて良かった(笑)
ここまで来れば、下って府道に出ることができますが、最後にプチ峠を登ってから、JR玉水駅に戻って、そのままダラダラと流して帰宅です。


30キロ程度でしたが、3時間ちょっと掛ってしまいました。今回のコースはこんな感じです。

途中、途切れている部分がありますが、道はありました。かなり深い山なので一人で行くのは危険かな。転倒して動けなくなったらえらい事になります。あと、それなりの装備もあった方が安心かと思います。
帰ってからの相方の感想としては、
「途中の三上山まで行って引き返すなら、路面もマシだから、また行けるかな。」
(・・;)
こ‥懲りないヤツだな。