この機械があと10センチくらい横にあれば…  作業場のスペースが狭いので、あともう少し横に移動させたい。

しかし、重量が何百キロとか何トンもある機械は、いくら手で押しても動きません。


とりあえず、仕事中に時間が少し空いたので、10センチだけ横に移動してみます。


まず、機械を持ち上げます。これまた上に10センチ程度。
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手では無理なので、油圧ジャッキを正面左側の隙間に突っ込みます。
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ピンボケ^^;



このまま持ち上げると、左側だけ数センチだけ上がります。
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あまり上げると機械がドンドン傾くのでちょっとずつね。


機械が上がった数センチの隙間に、木材など入れます。ジャッキの前と後ろの2か所。
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これでジャッキを下げると、前後2か所の木材の上に機械が乗って安定します。ジャッキだけだと1か所で重量を受けるので不安定です。


次は反対の右側。左側が少し高くなっているので、今度は右側をジャッキで上げていきます。左側よりも更に高い位置まで上げます。



そして同じように隙間に木材を入れます。右側より高くなっているのでより大きい木材が必要です。
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これを左右何度か繰り返して、機械の高さを上げていきます。


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かなり上に上がりました。ピンボケ…


そして、機械の下に十分な隙間ができたので、ハンドリフトを突っ込みます。
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あとはハンドリフトを上昇させれば、機械はハンドリフトの上に乗ります。
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そうです。このハンドリフトに乗せる為に高さを稼いでいたのです。リフトに乗ってしまえば、あとは自由自在に移動できます。希望どおり10センチほど横にずらして、逆の手順で降ろしていきます。欲張らずに左右少しずつ下げていきます。一気に降ろすと機械がかなり傾いて危険です。重心がずれて途中で機械が滑って床の上に落ちたら大変です。運悪く機械と床で指でも挟んでしまったら、指が無くなってしまいますからね。


結構、集中して疲れました。このあと、仕事のやる気が失せてしまったことは言うまでもありません…(‥;