新車購入か1500キロほど走行しました。

ワイヤーの初期伸びでクラッチレバーの遊びが大きくなってきたので、調整してみました。
まず、このモンキーは1次クラッチが採用されており、エンジンのクランクシャフトにクラッチ機構が直結されてます。2次クラッチの場合はミッションにクラッチ機構がついており、一般的には2次クラッチの方が多いようです。モンキーのように非力なエンジンだと1次クラッチの採用の方がメリットが多いみたいです。この辺はもう少し勉強しないといけません。
さて、クラッチレバーの遊び調整は、アウターケーブルの途中にアジャスターが付いているので簡単にできます。

ネジを回してアジャスターの全長を短くすると、アウターが短くなり、インナイーケーブルが余るので、その分アソビが多くなるという仕組み。自転車と同じです。


このケーブル途中にあるアジャスターのみで調整できるのですが、今回はクラッチカバーを外して、エンジン側のアジャスターで調整してみました。
クラッチは右側のクランクケースの中です。

丸く突き出ている部分。ここにクラッチが収まってます。モンキーは1次クラッチ採用なのでクランクシャフトもここにあるということになりますね。
まずはカバーの2本のネジを緩めて、ドライバーでこじってやると、

蓋が取れました。
この状態でクラッチレバーを引いたり、離したりすると仕組みがよくわかります。動画で撮ってみました。
レバーを介して、半円状の棒を回してプレートを押す。単純な機構ですが、うまく考えられていますね。
プレートを押すとクラッチプレートが離れるのですが、プレートの真ん中にあるネジを締めこんでやるとプレートが押される方向に動くので、アソビが少なくなります。
まずは、ナットを緩めて、

六角ボルトをマイナスドライバーで締めこんでいきます。

調べたところによると、目一杯締めたところから1/4~1/8戻したところで固定。
あとは、ケーブル側のアジャスターで微調整すれば終わりです。
調整後に試走しましたが、ちょうどいい具合でした。