この記事はココからの続きです。



落車したものの、なんとか水鳥ステーションに辿り着きました。
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              (写真は過去のものです)




そして、・・・




肩が痛くて腕が上がらんとナ?




これは・・・、 もしや・・・、




こ、骨折とかいうヤツでは?
         (゚ロ゚;)マ,マサカ! 


しかし、これまでの人生で骨折経験の無いバカ一代は、自分が骨折したのかどうか判断する術はありません。とりあえず、トイレに行き、一番左側の小便器で用を足しながらこれからどうするか熟考しました。


「落車した場所からここまで走って来た時、肩の痛みに気付かなかった。ブラケットに手を添えているだけなら全然なんともない。腕を重力に逆らって持ち上げようとする時に激痛が走る。ならば、普通に自転車を運転することは可能だ。しかも、もうビワイチの半分近くの距離は消化している。このままビワイチを続行して、湖西回りで帰るか、それとも少しでも短い距離で帰宅する為にここで引き返すか?」


用を足し終わってからも、トイレでしばらく悩みます。そして自分の肩に手をやって
、触ったり押したりしている時、



なんか、骨が変な形してるで~。
なんか骨の一部が尖ってるし・・・( ̄Д ̄;;



いや、最初から(産まれた時から)こんな形やったんかな?今まで気が付かなかっただけ?おそらくそうだろう。そう思いたい。元々骨が尖ってたに違いない!しかし、四十年以上も生きてきて気が付かないわけがないか・・・。
やっぱり・・・折れ・・・た?(;一ω一||)






暗雲たちこめる予感( _ _ )..........o




でも、ブラケットポジションなら乗れるんだから・・・
などと、自分の中で自問自答を繰り返したものの、結局大事をとって引き返すことにしました。(と言っても半分くらい走ってますが^^;)
ちなみに相方にモールス信号電話で救援要請という手段もあったのですが、とりあえず自走できそうなので走って帰ることにしました。それに、ここから自走すれば200キロ超えられるという気持ちも少し(*^.^*)エヘッ

ハンドルの上に手を添えておくだけなら、全然大丈夫。ただ、大きな振動があると
うぎゃっ!」というくらいに痛いのと、途中で雨が降ったりしてたので、雨具を着たり脱いだりという動作を全て片手でやらねばなりません。それと、写真を撮る気持ちの余裕など微塵もありません。ブロガー魂すらどこかへ行ってしまいました。



それでも、ゆっくりのペースで彦根、近江八幡、大津・・・ と淡々と引き返してきて、ようやく滋賀県と京都府の県境の大石市に着いたのが、午後9時くらいだったでしょうか。最後に、頂上に猿丸神社ある峠を登らなくてはなりません。こんな状態で無事に登れるのだろうか・・・ ダンシングは到底無理です。シッティングでゆっくり登って行くしかありません。最後の急坂は腕に力を入れない程度にタチコギしましたが、どうにか頂上の神社に辿り着きました。

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              (写真は最近のものです)

その後もスローペースでなんとか走って無事に帰宅。この時ほど長く感じたライドはありません。走行距離は230キロ。寄り道したので距離が少し伸びました。




翌日に病院に行ってレントゲンを撮ってみたら、医師が、
「鎖骨折れてますね。骨折です。」
なんで昨日のうちに来なかったのか?と言われましたが、夜まで走ってたんだから来れるわけないやん!とか思いました。そんなことは言いませんが。



結局、鎖骨を骨折したまま100キロ走って帰ってきたことになります。そりゃ痛かったはずです。これで無理をしたせいか、骨が付くまで結構時間がかかりました。2ヶ月くらい腕を吊っていたと思います。手術をするかどうか微妙なところで結局やらなかったことも長引いた原因なのですが。そして骨が引っ付いたら、今度は関節が固まってしまって左肩の稼動範囲が半分以下になってました。それも含めて完全に元に戻るまで半年くらいかかってのではないでしょうか。



以上が以前に書いた記事ソロライド ~湖北往復~の顛末でした。
いくら気を付けても、事故は起きる時がありますが、


後からこうしておけば・・・
という点もありました。こういう時はいつも、ああしておけば・・・ と思うもんですが

・バックミラーを自転車に付けるのを忘れて出発してしまって、途中で思い出したにもかかわらず、取りに戻らなかった。
・長浜あたりで自転車道に入り損ね、湖北水鳥ステーションまで車道走行になってしまった。

あと、相方が(僕が出発する前に)今日は何だか嫌な感じがしたと言ってましたが、出発直後に即パンクしたのも、何かのサインだったのでしょうか。


いくら気をつけても、事故や落車は100%防ぎきれるものではありませんが、それで
最大限に気をつけて、出来る限り安全に健康に乗り続けたいですね。