●プロローグ
「明日、クロモリで登るやろ?」
先週末のヘタレなポタリスト2名は、翌日の乗鞍スカイライン攻略に向けての準備に追われていた・・・・・・。
乗鞍・・・ 。そうです。念願の乗鞍スカイラインのヒルクライムに行ってきました。三連休の翌週ということで、混雑は避けれるだろうという予測と台風の影響も無いと判断して昨日の土曜日に行ってきたのです。
遅い仕事終わりから帰宅後、息をつく暇もなく、ロードをバラして車に積み込んで装備をチェック。ヒルクライムなので距離は短い。
・予備チューブ×3
・パンク修理セット
・補給食
・アクションカメラ×2台
・アクションカメラ用予備バッテリー
・ガラケー×2
・薄手のレインジャケット×2
・財布×2
・携帯用GPS
電子機器類とジャケットでスペースを取るので、今回もウエストバッグは必須。相方の荷物はボトルのみです(笑)少々重いですが、ゆっくりなら登れます。
当日は4時台に起床。5時半出発して飛騨高山に9時半着。朝、別の場所に寄ってから乗鞍に移動してゲート前に着いたのが10時半過ぎでした。
ちなみに、もっと下のほうのき平から、平湯峠の激坂を登ってスカイラインに入るというようなツワモノ的なアタックは無理です(。-`ω´-)キッパリ!!
ヘタレらしくゲートの手前ギリギリの所へ駐車しました^^;
●乗鞍ヒルクライム開始!
ゲート前にデポして自転車を組み立てました。結構車が多かったです。皆これから同じ道を登るのです。なんだかワクワクしてきました。

ゲートの通過の所で、係員のおじさんに、出身地とここに戻ってくるのか長野側に下るのかということを聞かれて返答します。そして注意事項を聞く。
どうやら5キロくらい登った所に、小熊がいるらしく、もし小熊と遭遇したら、写真撮ったり触ったりせずに、そのまま真っ直ぐ行って下さい。とのこと。近くに親熊がいるので危ないとか。
説明を聞いた後は、いよいよヒルクライム開始です。序盤からなかなかの勾配です。ほぼ同時刻にスタートした他のローディ達はサッサと登って行ってしまい、二人取り残されました^^; まぁ、乗鞍の絶景を楽しみながらボチボチと進んでいきましょう。

と、楽しんでのつもりが、相方は登りが1ヶ月ぶりくらいでブランクもあったせいか、「腰が痛い。」と騒ぎ出し、ヒルクライム中にテンションは超高速ダウンヒル
やっぱりブランク有りでいきなり乗鞍はキツかったかな~。

ゲートから3キロ地点の所に展望台があったので、迷わず休憩。ここはトイレが凄くキレイでした。

休憩で相方の腰痛もかなり軽減された様子。気を取り直してヒルクライム続行です。
ここからは勾配も和らいで、結構登りやすかったです。それにしても、この5号線から見える北アルプスの景色は最高ですね。空気も違います。登り中は汗だくですが、風はヒンヤリで湿気も少なくて心地よいです。

他の自転車乗りも結構いましたが、どうやら折畳み自転車を持って、バスで登り、下りだけ楽しんでいる人も多いようですね。それもアリかもしれませんね。ロードは輪行スタイルでも結構デカいのでバス乗車は無理ですが。
登り始めて7キロくらい過ぎたころでしょうか。下ってきたローディが、
「すぐそこに小熊がいますよ。気をつけて下さい。」
と教えてくれました。
すると、前方に小さい黒いのが見えました。
「いた!小熊!」
目がクリクリでお尻はプリプリ。まるでぬいぐるみのようで可愛いです

係員のおじさんに注意事項を聞いていなければ触りに行ってしまいますね。言いつけ通り、素通りしましたよ。
標高がどんどん上がって、涼しさが増すと同時に勾配もまたきつくなり、2500メートルあたりで景色が急変します。生い茂っていた木々が無くなって、高山植物が主体になります。

おぉ、こんな景色見たことがありません。いいですね~。どこを見ても絶景です。

しかし、森林限界に入ると同時に酸素も薄くなり、あきらかに息苦しい。高山を走るとこんな感覚なのか~。よくこんなところでレースをやってるな。しかもトップクラスは1時間切るスピードだし。どんな心肺能力してるんでしょうね。
頂上まであと2~3キロなのに、相方はもうヘロヘロになってました。森林限界は相方の活動限界でもあります^^ こっちは相方ペースなので余裕があったのですが、ここへきて頭痛が少し出てきました。しかも普段足攣りしないのに、両太腿と、左のハムが攣りかけで、しかも膝まで痛み出しました。
調子に乗ってダンシングでグングン漕いだりすると、すぐに息が上がるし頭がボーッとします。きついわ~。
で、どうにかこうにか到着しました。畳平。

あ~、きつかった~。
次回へ続く。 ↓動画はコチラ↓