昨日久しぶりにフルカーボンであるFELTで走った時に「アレ?」と思ったことがありました。ここ最近はクロモリとアルミで実走行してカーボンはローラー専用機と化していたので、久々にカーボンで走ってみると、


漕ぎ出しと登りが軽い。


当たり前ですが。しかし、峠に向かう途中に平地で巡航した時、

異様に進まない感じ。

しかもなんかフワフワした感じがする。メインでコイツに乗っていた時は何とも思わなかったのに。

それと、手放し運転がかなり不安定。通勤の往復で手放し運転をよくやるのですが(もちろん、安全な場所で)慣れてきたら結構低速で、しかも緩いカーブならそのまま曲がれちゃいます。でも、FELTでやってみると恐ろしく不安定で、低速で手放しなんてとんでもない。クロモリのビバロでも結構安定してますし、そこそこ手放しで運転できます。


なのに最軽量のFELT君、

なんで君は、こんなに不安定??・・・

色々考えてみましたが、よく考えてみたら、FELTの場合、ホイールは1200gを切る軽量カーボンホイールを履いている。対して通勤用のアルミロードは32本スポークのアルミディープリムで重量級です。

問題は、ホイールの重量ではなくて(それもあるのか?)フレームとホイールの重量のバランスなのではないかと・・・
それともう一つは、サイズかな。3台ともバラバラのサイズに乗っているのですが、当然ながらホイールベースの長い方が直進性は安定する。

もっと突き詰めたら、フォークのオフセットとかフレームの芯とか色々あるでしょうけど。

手持ちのロード3台の重量を測ってみました。素材別に表にしてみました。
イメージ 1
フレーム重量はコンポ、装備込み。パンク修理のボンベ等は含まず。ホイールはタイヤとスプロケ込み。割合というのはフレームに対するホイールの重量です。ちなみに一番重いのは通勤に使っているアルミですね。10.7キロあります。予備チューブとかボンベとか入れると11キロ超えます。

フレームに対してホイールが軽すぎると重心が上に上がって不安定になる。又は身長に対してホイールベース(全長)が短いと、同じように重心が上がってしまってこれもまた不安定。

単なる仮説ですけども。ただ、あるウェブサイトに「重心は高い位置にある方がコントロールしやすい。竹馬が良い例で重心が高いからこそ安定する。自転車でも同じ。」という意味のことを書いた記事を見ましたが、自分の経験からすると重心は低い方が乗りやすい。そもそも自転車と竹馬を比較対象にしても意味が無い。と思います。

少し脱線しましたが、軽量化で単に軽いホイールを履かせるとか、ハブがどれだけ回るとか、そういったことに先走ってしまうよりも、車体をトータルで見て、自分のフレーム(装備含めて)の重量に見合った重量のホイールを選ぶ。身長に合ったフレームサイズにする(これは当たり前か)。重心の位置をできるだけ下げるような機材選びをした方が得策な場合もあるのかもわかりません。


ただ、登りで速くとかレースとか使用目的で変わるんでしょうけど、普通にツーリング目的で長距離とか走るなら、フラつきも無く、安定して真っ直ぐ走れる方が楽です。登りは少々重くても休むダンシングとかでゆっくり登れば対応できますしね。

この理論が合っているとすれば、上の表から導き出せるフレームとホイールの重量の黄金比率は0.44なので自分に合うロードバイクとしてはトップで540~545ミリ、素材はクロモリとするとフォーク込みで2700gくらいでしょうか。5800コンポで2300くらい。そうするとホイールも2kg級のやつ(おもっ!)。手組みの32hあたりがバランス的には良いのかな。フォークオフセットも多めに取った方がいいかな。そんな自転車が自分に最も合うのかも。

でも、自転車は見た目とか、好きなブランドとかも含めての話なので、そういうのを買うかどうかは別問題ですけどね。多少、バランスを犠牲にしてもある程度軽量にした方が良い場合もあるでしょうし。

それと手持ちのロードは全部エントリーグレードで安モンですから、バランスが余計に悪いのかもわかりません。高級なフレームは持っていないので比較のしようがありませんが。

とりあえず、まとめてしまうとエントリーグレードのフレームには同じエントリーグレードのホイールが合う。ってことでしょうかね~。

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