●プロローグ
「一体、この坂いつまで続くねん!(#`ω´)ノ」
という独り言を何度言ったかわかりません。

過去エントリーで書いたように、暮れも押し迫った30日にロングライドに出かけてきました。そもそも計画ではこんなコースで三重県御杖村へ向かうつもりだったのですが、
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持っていった地図をしっかり確認せずに走行した結果、大幅にルートを外れてあっさりと熟慮した結果、ルート変更を行い、三重県津市へ向かったのでした。今回はどうしても御杖村に行きたいわけでもなく、どちらかといえば距離を走りたかったのです。

●いつものコースで信楽へ
出発は、無理の無い朝6時半。気温はかなり寒いです。多少のモヤがかかっていました。走行ルートの序盤はいつもどおりの猿丸神社から。R422からR307へ。そして伊賀上野にある上野城に向かいます。久々の長距離になるので、足を温存してできるだけ踏まないペダリングで速度もゆっくり走る作戦です。

最初の峠の猿丸神社
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ここから滋賀県大石へ。猿丸の峠を越えると寒さのレベルが違う。かなりの寒さ。でもR422に入ると緩やかな登りで10キロあるので、ほどよく体が温まってちょうど良いです。

R307に合流してホッと一息。ここから東に向かって、補給を済ませ、信楽町に入って東進すると再びR422が現れてそちらに進みます。
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●手強く神秘的な峠越え
こちらのR422は、桜峠があります。そして桜峠を下ると丸柱という集落がありまた峠越えをしなければなりません。
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丸柱の峠には名前はありませんが、なかなか手強いです。
先のことを考えてできるだけ最小限の力で登りきりるように心がけます。最初の桜峠を越えて丸柱に入るとトンネル工事をやっていて、ゆくゆくは丸柱の峠を通らずに反対側に抜けられそうです。と同時にこの道も放置状態になって荒れるんでしょうね。峠を越えて下りに入ります。

この下りでの景色は幻想的でした。快晴の空から、日差しが木々の隙間から優しく降り注いできます。薄い霧のお陰で太陽の光の筋がハッキリと見えます。正に光が降り注ぐといった感じです。そして、自分の自転車のチェーンがギヤと噛み合う音と、タイヤが路面を転がる音以外に人工的は音は何も聞こえません。聞こえるのは、風の音、木の擦れ合う音そして鳥の声。それだけです。光の筋の中をヒンヤリ冷たい空気を浴びながら、登りで火照った身体を冷やしつつ、ゆっくり下っていきます。ここは天国なのか!?車では味わうことのできない感覚。こういう体験をする度に、自転車の世界にどんどんとハマっていくのでしょうね。


●伊賀上野入り
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感動的な風景を惜しみながら下りきって伊賀上野に入りました。上野城の手前まで行ってみました。
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近くにだんじり会館とかあります。
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忍者屋敷もありますね。今日は寄り道しませんが。

コンビにで補給して30分ほど休んで再出発。ここで時間を確認すると、既に11時!もうこんな時間。50キロちょっとしか走ってないのに登りの連続とはいえ、足を温存し過ぎたようです・・・。
ここから少し挽回するか!少しペースを上げてR422とR163の重複区間を快適に飛ばし、R163を引き続き快走し、どんどんと東へ進みます。

●ルートミスと目的地変更
追い風も強く吹いてきて気持ちの良い走りを堪能でき、山岳に入って30~40分くらい走りつづけたでしょうか。休憩がてらにルートの確認の為、バックパックから地図を取り出して現在位置を確認。

え~っと、今居る場所は~・・・・・・



・・・・?





地図からはみ出しとるやないかい!ヾ(ーー )ォィ


上野のコンビニで休憩を取った時にしっかり調べておけば良かったのですが、ちゃんと確認していなかったので、ルートを大幅に外れてしまったのです。しかも追い風はどんどん強くなってきているので、引き返すとなれば、強烈な向かい風を受けながらの走行を強いられ、足も時間もかなり消費してしまいます。

それで、あっさりと熟慮した結果、行き先を変更。御杖村を諦めて全然方向の違う三重県津市へ向かうことにしました。
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そのあたりの地図は持っていないので、とりあえず行ってから帰りのルートを検討することにしました。とにかく今日は200キロ走れれば納得できます^^;
よし!そうと決まれば再出発。追い風に乗って津市まで行こう!
道幅が広く、車も少ない。そして追い風のお陰で重いギヤを低いケイデンスで回せる。最高に気持ちいい。
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●長野峠
気持ち良くハイペースで走行し、またまた目の前に峠が立ちはだかる。R163で津市に入るには長野峠を越えなくてはなりません。スピードを落としてケイデンスを上げて、クネクネと繰り返すカーブの連続を着実に攻略し、登って行くとトンネルが出現。
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どうやらピークに到達した模様。トンネルの手前でトンネルの長さを確認すると、1970m。長い!でもこれを抜ければ下りだ!

トンネルを超えると美里町があり、延々と下る。追い風と下りのコラボでスピードが乗る乗る!でも安全第一で速度が出過ぎないようにコントロール。

●津市入り
そしてついに津市に到着!ここまでの距離は96キロ。太平洋はすぐそこ。でも息つく暇もなく、まずやらねばならないことは帰りのルートを探すこと。何しろ地図を持っていないので不安で仕方がありません。しかし、ここまで強風の追い風だったいうことは、当然帰り道は強い向かい風を受けることになるのは当たり前です。その状態で100キロの山岳を走ることになるのか・・・。(・・;)

(後編につづく)
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