中古とはいえ、新しいチャリを手に入れたのでお決まりの(偏見による)インプレッションといってみよう。
今回は3台の異素材を比べるということで。
今回は3台の異素材を比べるということで。
・FUJIルーベ(アルミ、カーボンフォーク)
・FELT F6(カーボンモノコック)
・VIVALO(クロモリ)
・FELT F6(カーボンモノコック)
・VIVALO(クロモリ)
いずれもエントリーグレードで。
●まず、振動吸収
クロモリ>カーボン>アルミ
これは予想通り。しかし、クロモリに期待しすぎて、あまりマイルドに思えなかった。もしくはちょっと硬い方なのか。
カーボンのF6とそれほど変わらないが、やはりビバロの方が少しマイルド。アルミはもうカチカチでちょっと嫌気が差す。最近、チューブレスに変えたことで少し改善されたものの、腰に響くのが嫌。
クロモリ>カーボン>アルミ
これは予想通り。しかし、クロモリに期待しすぎて、あまりマイルドに思えなかった。もしくはちょっと硬い方なのか。
カーボンのF6とそれほど変わらないが、やはりビバロの方が少しマイルド。アルミはもうカチカチでちょっと嫌気が差す。最近、チューブレスに変えたことで少し改善されたものの、腰に響くのが嫌。
●登りは
カーボン>アルミ>クロモリ
通勤途上にあるいつも通っているちょっとした緩い坂をフルダンシングで走るのが日課で、そこで登りの検証をやってみた。
一番楽で速いのはカーボン。当たり前か。でも一番面白いのはアルミ。体重移動だけのダンシングなら違いがわからないけれども、9時(3時?)の位置から6時(下死点)の位置まで、ギュン!ギュン!・・・と、踏んでダンシングしていくと、アルミはかなりクイックに進んでくれる。これはかなり楽しい。楽しくてやりすぎたせいか、最近フレームがギシギシ鳴りだした。
これがカーボンになると、クイックさが少し丸い感じがして、柔らかくなる。反応が遅いとは思わない。ガツガツしないちょっと上品な感じの進み方。軽量な分、こっちの方が結果的に速く走れる。
これをクロモリのビバロで走ってみると、
あちこちヨレまくって、全然進まない・・・。ダンシングの反応が悪いのなんのって・・・。柔らかい分剛性が低いので、ダンシングに反応してくれない。
でもこれは、ペダリングのせいなのかも。アルミと同じようにクイックに進ませようとするダンシングではうまくいかないのかもしれない。クロモリ乗りの変態さんの中にはクロモリのフレームとベントフォークのバネ感を利用してリズムに乗り、カーボンで走るより速く走れた。という人もいるくらいで、そういう特殊能力を身につける必要がありかな。
●平地なら
クロモリ>カーボン>アルミ
上記の2台に限ってはカーボンとアルミであまり差はかんじないなぁ。一長一短で速度維持ならアルミが少しだけいい感じ。速度が上がれば重いのは苦じゃないし、逆に慣性の法則で速度が落ち難い。一旦落ちた速度を取り戻すにしてもアルミのシャキシャキ感が貢献してくれていると思う。しかし、現実にはアップダウンや信号によるストップ&ゴーがあるし、やっぱりトータルでは振動吸収と、軽さゆえの加速に優れたカーボンが優位なのかな。
クロモリ>カーボン>アルミ
上記の2台に限ってはカーボンとアルミであまり差はかんじないなぁ。一長一短で速度維持ならアルミが少しだけいい感じ。速度が上がれば重いのは苦じゃないし、逆に慣性の法則で速度が落ち難い。一旦落ちた速度を取り戻すにしてもアルミのシャキシャキ感が貢献してくれていると思う。しかし、現実にはアップダウンや信号によるストップ&ゴーがあるし、やっぱりトータルでは振動吸収と、軽さゆえの加速に優れたカーボンが優位なのかな。
そして、クロモリ。
クロモリを買うに当たって、ここだけは。というのがあった。それは、
ラグドフレーム。
溶接やラグレスではなくて、パイプをラグで繋いでロウづけしたフレーム。重量が重くて剛性が弱いが、しなやかでフレームの芯が出やすい。最初に乗るクロモリはラグドフレームと決めていた。
結局これは当たりだったかもしれない。
ビバロに乗って、サイクリングロードへ繰り出して、初めての巡航を行う。サイコンはまだ付けていない。感覚で20~30km/mくらいで巡航して様子を見る。見通しの良い直線に入って、徐々にペダルを踏む足に力を入れる。速度が上がってくる。
「あ・・・、違う・・・」
20km/m超えたあたりから、豹変したように滑らかになった。進む進む。
「なんだコレ??」
どんどん踏んで速度を上げていく。スルスル~と加速していく。
「軽~!」
これが、29年前の鉄フレームに32本スポークのホイールを履いた(しかもギシギシ言ってる^^;)重い自転車の走りか!?
信じられないのと同時にニヤついた。これはいい買い物をしたか?
30km/m手前くらいまで上げたと思う。2キロくらいで折り返し。
結局これは当たりだったかもしれない。
ビバロに乗って、サイクリングロードへ繰り出して、初めての巡航を行う。サイコンはまだ付けていない。感覚で20~30km/mくらいで巡航して様子を見る。見通しの良い直線に入って、徐々にペダルを踏む足に力を入れる。速度が上がってくる。
「あ・・・、違う・・・」
20km/m超えたあたりから、豹変したように滑らかになった。進む進む。
「なんだコレ??」
どんどん踏んで速度を上げていく。スルスル~と加速していく。
「軽~!」
これが、29年前の鉄フレームに32本スポークのホイールを履いた(しかもギシギシ言ってる^^;)重い自転車の走りか!?
信じられないのと同時にニヤついた。これはいい買い物をしたか?

帰りも同じでスルスルと走る。他の2台と比べて、確実に脚への負担が少ない。
自宅への帰り道で手放し運転をやってみた。やはり安定している。
「やっぱりか。」
どこまで速度を落とせるか。10km/m以下でフラつきはあるものの怖さが無い。(基本的に手放し運転は下手)
やっぱりこのフレームは芯が出ている。
スケルトン的な問題もあるかもしれない。
どこまで速度を落とせるか。10km/m以下でフラつきはあるものの怖さが無い。(基本的に手放し運転は下手)
やっぱりこのフレームは芯が出ている。
スケルトン的な問題もあるかもしれない。
クロモリの場合、フレームのパイプを繋いで溶接あるいはロウづけして、熱で変形したフレームの芯を出すのはビルダーの職人技であるらしい。職人の腕で、芯の出たバランスの良いフレームができるかどうかが決まる。カーボンモノコックだとその製法上、どうしても重量のバランスが崩れてしまい、フレームの芯も出ない。アルミも融通の効かない素材なので溶接による変形を完全に修正するのは無理。結局、微妙に偏りのあるフレームを無意識に修正しながら乗っているのが現実。
色々なビルダーさんの主張を、断片的に集めた知識でまとめるとそういうことらしい。そういう意味ではカーボンフレームでもモノコックよりもラグフレーム(LOOKやTIMEのような)の方が精度が出やすいらしい。ただし重くはなる。
某大国で自転車のことを何も知らない人が大量生産のラインで作ったフレームよりも、職人がオーダーした人の為に拘りの職人技で作ったフレームの方がいい。
軽量化が命と思っていた考えが見事にくつがえされた。29年前に作られた鉄が最新のモノコックよりよく走るんだから。このフレームに現代の最新パーツで組んだらさぞかし快適だろう。

ただ、このオールドパーツの塊をメインに乗るのは現実的に厳しいし、峠走行をするなら、今はやっぱりカーボンフレームかな。今後は鉄か炭素か。難しい選択。いや、両方欲しい(笑)
そして次期クロモリに乗るならオーダーに決まり。
フレームを作る職人と直接対話して、自分のことを思い浮かべながらフレームを製作してもらう。それが最高でしょ^^