(前記事からのつづき)
●まだ湖北、南下に備え充電
R303で脚を使って思わぬ追走をしてしまい、脚が終わりかけのヘロヘロ状態になり、R161で滋賀県高島市マキノ町を通過する。
とりあえず、止まって休憩して脚を回復させないとダメだ。R8とR303で一旦琵琶湖から遠ざかって山岳へ突入し、R161で再び湖岸に出る。下り坂の向こうに湖が見えてきた。どこか景色の良い所で休憩を取ることにした。
湖沿いの狭い道をユラユラと走って、

ベンチのある所で休憩。

フ~。一息つける。
ここで補給食を食べ、ボーッと湖を眺めながら暫く脚を休める。ほぼ正午近い時刻だが、このあたりはまだ湖北。日陰なら結構涼しい。休憩している間、何台ものロードが通過した。この辺りなら真夏で一日中走ることもできなくもない。いい道も多いし。ここで少し睡魔に襲われそうになり、ヤバいと思って出発することにした。ベンチに横にでもなったら、睡眠不足と疲れで、即眠りに落ちそう(笑)
このあたりも相変わらず景色が良い。30分くらい休んで体と共に気力も少し充電できた。脚も幾分ではあるが復活した。さぁ、南へ走ろう。
このあたりも相変わらず景色が良い。30分くらい休んで体と共に気力も少し充電できた。脚も幾分ではあるが復活した。さぁ、南へ走ろう。
●灼熱ライド開始
ここから暫くは湖周道路を走行でき、車の多いR161を走らなくて済む。しかしこの道、日陰が無いっ


炎天下のライドを強いられる。湖北は涼しいとは言ってもそれは日陰があればの話。山岳なら部分的に日陰やトンネルがあるものの、この道路は延々と直射日光を浴びながら走行しなければならない。暑い…。ここから先はいよいよ灼熱のライドが本格化する。すぐに喉が乾いてくる。コンビニどころか建物すらない。途中で道の駅風車村の表示があったが、距離を見逃した。あと何キロで着くのかわからない。どのくらい走ればいいんだ?R161に出てコンビニを探すか、走りやすいこの道で暑さに耐えて走り続けるか、散々迷いつつ、結局風車村に着いた。

正式名称しんあさひ風車村。
湖畔にたたずむ小さなオランダというのがキャッチフレーズらしい。休憩以外で訪れる気にはなれそうになかったが。ここで今日2つ目のソフトクリームを食べ、ペットボトルの水を買い、一気に飲み干した。やっぱ暑いわ。クロスバイクに乗った二人の青年が頭から水をかけていた。
湖畔にたたずむ小さなオランダというのがキャッチフレーズらしい。休憩以外で訪れる気にはなれそうになかったが。ここで今日2つ目のソフトクリームを食べ、ペットボトルの水を買い、一気に飲み干した。やっぱ暑いわ。クロスバイクに乗った二人の青年が頭から水をかけていた。
●まさかの4度目遭遇と高速トレイン

しかし直射日光の14キロは辛かった。風車村で休憩したにもかかわらずR161に合流したころには、また疲労してしまった。しかし景色は相変わらず綺麗だ。

結構道幅はあるし、走りやすい。美しい景色で萎えかけの心も少し復活した。しかしまた脚が辛い。休憩して脚を休めても、走り出すとすぐに脚にくる。往路で飛ばしすぎたのと、山岳で無茶な走りをしたのが祟ったようだ。とりあえず、前方50mくらい先を走っている3台のロードを目標にして自分の速度が低下しないように走る。3人でバックパックを背負って、27~28km/hくらいで固まって走行している。
このすぐ先ののR161沿いに、ビワイチ者のブログに必ずと言っていいほど登場する白髭神社がある。
近江最古の社。R161を南向きに走行すると、反対車線側に神社があって、その正面の琵琶湖の中に丹塗りの鳥居が立っている。

(HPより)
3台のロードにジリジリと近づいて行ったところで、この神社の直前まで来た。するとそこにロードの集団が。反対車線の神社側と、自分が走っている琵琶湖側の両側の車線に、それぞれ複数のロードが止まって、たむろしていた。

(Google ストリートビュー)
神社の前を通過しようとしたその時、反対車線の神社側から1台のロードが渡ってきた。ビアンキにヴァカンソレイユのジャージ
また会った
あの集団
1日に4回も出会うとは
このビアンキ、車線を渡ってきた後、別のロードと(おそらくトレック)と合流し、2台で走行を始めた。常に先頭を走る2台のようだ。自然と付いて行きたくなる(笑)




どのくらいのペースで走るのか。15mほど後ろでスピードを合わせると35km/hくらいだった。後ろを振り向くと誰もいない。他のメンバーは?あとから付いてくるのか。道幅は広く、景色はいいし走りやすい。気持ちいい。前に目標がいるだけで、走るモチベーションを保つことができてペースが落ちない。あとは、あの2台の後ろに付かせてもらえたら楽だろうなぁと思う。ひょっとしてお願いしたら、後ろを走らせてくれるかもでもこっちはいつ失速するかわからないし、集団走行に慣れていないので迷惑かけても嫌だし。とか考えつつ、もう一度後ろを振り返ると、他のメンバーらしき集団が追い上げてきた。もうすぐ追いつかれそうなので、左をキープして道を空けておく。ほどなく、3台くらいのロードがやってきて抜かれた。結構スピード差があった。そして前を走る2台に合流。5、6台くらいの集団が形成された。あのくらい大きい集団になると後ろはほんとに楽だろうな~。ローテしながら走ったらめっちゃ楽しそうやん。的確に後ろにサインを出して連携を取って走って行く。なんか憧れるなぁ~。後ろで観察しているだけでも楽しい。
R161はしばらくして市街地に突入する。この集団は湖岸の方へ進路を取っていったが、こっちは面倒くさいのでこのままR161で南下する。後で調べたらこの集団と同じく湖岸を走行した方が、格段に走りやすかったようだ。さすがにここから先は、もうあの集団と出会う事は無いだろう。あとは黙々と一人旅を続けるだけだ。
●惰性で走る灼熱のライド


それを繰り返して、ついに浜大津へ。

段差で危うく転倒しかけながらも、近江大橋まで戻ってきた。

スタート/ゴール地点の唐橋はもうすぐだ。ガンバレ俺。
で、ついに唐橋西詰め到着。

午後3時半。一周の正確な距離を取っていないが、ほぼ200キロ。朝6時にここを出たので9時間半。ついに初めてのビワイチを達成した
あぁ、感動と共にしんどかった。さっ、長居は無用、早く家に帰ろう。まだ旅は終わっていない。しかし、ここからペースが激落ち。暑すぎる。もう限界。

いつも寄っている大石市のファミマで最後の休憩。ニャンコを見て癒される。


ここから峠越えとなる猿丸神社ルートはさすがに走れない。平坦な府道3号線を15~20km/hくらいでゆっくり走って、

クタクタになって帰宅したのが午後5時18分。走行距離234.61キロ。

所要時間12時間18分。9割フラットとはいえ、やっぱりキツかった、真夏のビワイチ。この季節にやるもんでない。でもロングライドは楽しい。次はどこへ行こうか。さっそく計画を練り始めるとしよう。