FUJI Aloha のメンテのラストメニューであるケーブルとバーテープの交換を行った。
コイツはフレームの中にインナーケーブルを通すタイプなので、少々面倒くさい。
 
特に、リアブレーキのインナーケーブルを抜き取ってしまうと、
イメージ 1
新品のケーブルを通す時に手こずってしまう。バイクを逆さまにして、格闘の始まりとなる。ケーブルの先端がフレームの中から出てこないのである。
 
 
そこで、ケーブルを抜き取る前に、シフト用の細いアウターを、ケーブルに沿ってフレームの中に入れてやる。
イメージ 2
アウターがフレームの中を通って反対側から出てきた。
イメージ 3
これで、新しいインナーケーブルを通す道筋が出来たので、安心して作業ができる。
 
 
古いケーブルを抜いて新しいやつを…。
イメージ 4
 
 
フロント側のケーブルを抜き取ろうとしたら、何故か少し動きが渋かった。ケーブルを抜いてみると、
イメージ 5
途中で変な曲がり方してる。
 
よく調べたら、アウターが長すぎてブレーキキャリパーのアジャスターに斜めに入っていた為に、インナーケーブルも曲がって入っていた。
 
 
  誰だ?こんな組み方したのは。
            もちろん。ワタシ…Σ(´д ` メ)アホダー!!…
 
 
やっぱよく観察しとかないとダメだな。105のブレーキはテクトロあたりと違って、戻りのバネが強いので、少々、ケーブルの滑りが悪くても、きちんと動いてくれる。ケーブルもすぐに切れるもんではないし。にしても、キャリパーとケーブルに常にストレスがかかるわけだから、良くはない。
 
というわけで適正な長さにカット。
イメージ 6
シフトケーブルは通すのが少し難しい。が、古いケーブルを抜く前にどのようにケーブルが通っているのかよく観察しておけば、やりやすい。
イメージ 7
あと、結構手こずったのが、このフレームには、アウターのシフトケーブルアジャスターが付いていない。もともとトライアスロンバイクだったので、TTハンドルを使う分にはアジャスターがなくともケーブルが張りやすい。しかし、デュアルレバーにドロップの組み合わせとなると、経路が複雑なので、手で引っ張っても中々ピンと張ってくれない。そこで、レバーはアウター側、いわゆるフロントディレーラーを引っ張る側にしておいて、この状態でフレームとディレーラーの間に適当なものを挟みこんで、ディレーラーを更にアウター側に寄せる。そうすると、ケーブルが弛むので、ピンと張り直す。そして、挟み込んだものを取り除くと、ケーブルに張りが出る。文章で書くとなんだかよくわからないけれども、とりあえず完了。これでまたヘタレな旅に出れそうだ。梅雨よ、早く明けてくれ。