ディープリム用にエクステンションバルブを使うのがあまり好きでない。
理由としては、
①エクステとチューブの相性があるのか、空気を入れる時に漏れるので配管用のテープを巻いてエクステを付ける必要がある。
②上から被せるタイプのエクステなのでチューブのバルブを開けっ放しにしたまま。
③チューブのバルブがエクステの中に隠れるので、空気を抜く時は細~い棒でエクステの中へ突っ込んでバルブを押してやる必要がある。
④空気が入りにくいし、微調整もやりにくい。
などなど、なにかと不安と手間がかかるので、特にロングライドする時は荷物が増えるし、色々気にしながら乗るのも気持ちの良いものではない。
そこで、60ミリディープにも使えるロングバルブのチューブを見つけた。なんと80ミリ。


とりあえず、チューブを入れ替えて、早朝に走りに出た。前回は夜だったので、この新しいホイールであまり走れなかったので今回はある程度じっくりと性能を見せてもらうとしよう。
しかしこの日の早朝の気温は氷点下4度!さぶっ!しかし、気持ちは走りたい気持ちで一杯だ。さっそうと木津川CRへ。走り出してすぐ、この前の夜に感じたほどあまり変化は感じられなかった。この前はどうもテンションが上がりすぎて、力が入りすぎた結果、スピードが異様に上昇していたようだ。年甲斐もなくはしゃぎすぎた。
とりあえず気を取り直していつも通り徐々に足と体を温めつつスピードを上げていく。でもやっぱり楽だ。平均で3~4キロくらいアップしているような感じ。普段、楽に走れるペースが30キロ弱で、それが30キロちょっとになった。30キロ前後でも変化を感じることができた。誰もいない直線で力を入れてグイグイ踏んでいくとあっという間に45キロまで上がった。ただ数秒で足が終わって後は失速(笑)
劇的な変化は無く、少し変わった感じ。でもこの少しが楽しい。これで高速で維持できる足があればもっとホイールの性能を出し切れるんだろうが。

夕方くらいに峠を少し走ったが、驚いたことに登りでも少し楽。
フルクラム クアトロが 前後で1710g
Planet X 60mm カーボンクリンチャー 前後で1810g
で、100g重くなっているもののブルクラムより登れる。スポークが短い分、反応が早いようだ。ダンシングするとクイックイッという感じで進んでくれる。そして下りは当たり前にスピードが落ちない。ヒルクライムのパフォーマンスは今度、大正池TTで検証しないとわからないが、とりあえず楽しいホイールだ。これがフルカーボンのチューブラーだったらもっと変わるんだろうけど、普段使いにするならこれで十分。しかも5万円ちょいで買えるんだから(セール期間で)文句なし。フルクラムとPLANET Xを使い分けようかと思ったけど、コレ1本でいけそうだ。