こんにちは!N4GYMの白岡です。
今回は、糖質系甘味料のお話です。
まずは前回のおさらいから
糖質系甘味料
ー人工甘味料(1)
ー天然甘味料
ー科学的に合成されたもの(2)
ー抽出または濃縮されたもの(3)
非糖質系甘味料
ー人工甘味料(4)
ー天然甘味料
ー抽出または濃縮されたもの(5)
上記のようにまとめられます。
ではここから順に具体的な甘味料をあげて説明していきます。
(今回は1~3の糖質系甘味料の内容のみ)
(1)
・果糖ブドウ糖液糖、高果糖液
でんぷんから製造、ブドウとは砂糖の0.7倍、果糖は1.2~1.7倍の甘みを持ち、
カロリーは4㎉/gです。
・ぶどう糖果糖液糖
ー果糖の含有率が50%未満
・果糖ぶどう糖液糖
ー果糖の含有率が50%以上90%未満
・高果糖液糖
ー果糖の含有率が90%以上
果糖(フルクトース)の過剰摂取は、肥満や生活習慣病の原因となるので過剰摂取には注意。
サトウキビではなく、でんぷんから作られているのでコストがかからない。
(2)
・キシリトール
原材料はトウモロコシの芯、砂糖とほぼ同じ甘みがあり、カロリーは3㎉/gです。
むし歯菌に分解されないため虫歯になりにくい、
水に溶けるときに熱を奪うため、口の中で清涼感や爽快感を感じる、
という特徴があります。
体重1kg当たり0.4g程度で下痢を起こすため摂りすぎには注意。
・ソルビトール
でんぷんを酵素で分解して作ったグルコースに触媒を加え、
高温・高圧で水素添加し、精製したもの。
砂糖の0.6~0.7倍の甘みしかなく、カロリーは3㎉/gです。
保湿性や保香性(香りを逃さない性質)、
むし歯菌に分解されないため虫歯になりにくい、
という特徴があり、甘味料としてよりも、
食品の品質改良のために保存料、安定剤としてよく使われています。
・エリスリトール
でんぷんを分解して作ったグルコースを酵母で発酵させて製造。
砂糖の0.75倍の甘さがあり、カロリーは0.24kcal/gです。
むし歯菌に分解されないため虫歯になりにくい、
カロリーは0.24kcal/gしかないので、0と表示することができる、
という特徴があります。
体重1kg当たり0.5~0.7gで下痢を起こすので注意。
・トレハロース
きのこ、エビ、海藻などに含まれる糖類、
現在はでんぷんを分解し製造している。
砂糖の0.38倍の甘みしかないため、
甘味料というより食品添加物(保存料)によく使われています。
たんばく質や脂質の変性や、
冷凍食品を解凍したときの食物の変性を抑える
という特徴があります。
・パラチノース
はちみつにわずかに含まれる糖類。
砂糖の0.5倍の甘みしかなく、カロリーは4kcal/gです。
分解に時間がかかるため、血糖値の上昇が緩やかになり、
インスリンの放出も抑制される、
という特徴があります。
グルコースの供給が持続するため、運動時の血糖値の低下を防ぎ、
血糖値の低下による眠気を防ぐ効果もあるため、機能性食品として使われる。
ただし、フルクトースも含まれているため摂りすぎには注意。
(3)
・砂糖
ショ糖を主成分とする製品の総称。
カロリーは4㎉/gです。
・蜂蜜
蜜蜂が花から集めた蜜。
甘みは花の種類により異なり、カロリーは3.2㎉/gです。
・メープルシロップ
サトウカエデの蜜を煮詰めたもの。
カロリーは2.7㎉/gです。
糖質系甘味料ー天然甘味料ー科学的に合成されたものは、
甘味料の中でも「機能性」を上げるために作られています。
科学的に作られたからといっても、悪影響を与えるわけではないので、
必要な栄養素を考え、体に合った食生活を送れるようにしましょう。
N4 GYM 立川
〒190ー0012
東京都立川市曙町2-14-19 シュールビル 4階
【体験申し込み】
