こんにちは!N4GYMの白岡です。
今回はグルコースとフルクトースのお話です。
・グルコースとは
グルコースは血液を循環する主な糖で、体内を循環します。
脳などを含め全身の細胞に必要な大切なエネルギー源で、
肝臓内にグリコーゲンとして形を変え蓄えられ、他にも様々な形で貯蓄されます。
肝臓内のグルコース貯蔵量が減ると、新たにグルコースを作り出します。
これを糖新生といい、元となるのは
脂肪細胞:中性脂肪→グリセロール
筋肉:タンパク質→アミノ酸
血中:乳酸
このうち筋細胞からが9割を占めます。
・フルクトースとは
果物に含まれる糖で、肝臓内でしか代謝できません。
ほとんどの組織では、そのままエネルギーとして使えません。
そして摂取時は、目に見えるほど血糖値を上昇させません。
そのためGI値が低いです。
肝臓内ではグルコースより先に代謝されます。
・人工甘味料
「果糖ブドウ糖液糖」
これはグルコース:フルクトースが45%:55%で合わさったもの
「スクロース(ショ糖)」
これはグルコース:フルクトースが1:1で合わさったもの
上記が含まれる食品を過剰に摂取すると必然的にフルクトースの摂取量が増えます。
そうなると、前述のとおり肝臓内はグルコースよりフルクトースのほうが
優先的に利用されるため、グルコースは肝臓にいつまでも残ります。
肝臓で貯蓄できる量は決まっているため、過剰に摂取すると
中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。
それが太る原因の一つで、注意しなくてはいけないことです。
しかし、血糖値を上昇させにくいフルクトースは、
満腹中枢を刺激しないため、
必要エネルギー以上に摂ってしまいやすいのも厄介なところです。
なので対応策としては、
・なるべくフルクトースを避ける(エネルギーを効率的に使えるように)
・低GI値には気を付ける(数値に囚われない)
といったところを意識しましょう!
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