奇跡の再会 | N360の部屋

N360の部屋

昭和の名車(笑)NⅢ360を楽しんでます。

たわいもない事ですがN360入手直後から一点気になっている事があります。

実は入手時点からの前オーナーさんが作成したスペアキーなんです。

やはり購入時付属していただろうHONDA刻印入りの純正の鍵が欲しくなりますが既に簡単には入手できない様です。

又鍵自身も当時バカ売れした為か表裏の向き/縦の削り込み等がかなりの種類がある様で、同じN360でもキーシリンダーにさえも刺さらない様です。

私も例によってヤフオク等で探しましたが同じ形状のブランクキーは入手できず似た様なのを強引に鍵屋さん削ってもらって使ってました。

取り敢えず目的は達成できたんですがやはり強引に作った為か最近キーシリンダーとのガタが大きくなってしまい、キーON時に鍵が抜ける様になっちゃいました。

何とかせねばと思っていたんですがフライングさんに相談した所、大量の鍵のストックを取り出してくれました。

でも当然合う鍵は無いだろうとは思いましたがダメ元で試してみましたが案の定数個はキーシリンダーにさえも刺さってはくれません。

3個目の鍵をキーシリンダーに刺そうとすると不思議な感触を感じ、スムーズにシリンダーに挿入できます。

しかし流石に鍵は回せないだろうと思いましたが軽くキーON、なんとそのままセルを回すとエンジンが掛かってしまいました。

え〜これはありえない事です。

シリンダーとの嵌合も問題なく鍵が抜けてしまう事もありません。

慌ててドア/トランクのシリンダーでも確認しますが問題なくキーON/OFFが出来ます。

改めてよく見てみると表裏/縦切込みの形状も同じで、実際のキーシリンダー部の形状も非常に似ています。

N360は元々広島に居たのでその鍵が浜松にある訳もなく普通はありえない事です。


何とN360と鍵とが50年以上の時と600kmの距離を隔てめぐり逢った訳です。

何か人智を超えた奇跡を味わった感じです。


益々手離せなくなっちゃいましたね。