忘れもしない

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あれはかれこれ十数年前のある給料日

仕事も終わり、真っ直ぐ自宅へ帰って就寝

次の日の朝、鞄の中を見たら、お財布（ヴィトン）がない。。。

気付くの遅過ぎですね

記憶を辿ってもいつどこで落としてしまったのか全く覚えがなかったけど

帰りは職場から道を挟んで向かいにある駐車場まで歩いただけなんで

落としたとしたらそのあたりかな～って思いながら

出勤時、同じ所を探しながら職場へ行きました。

道にも職場内にも残念ながら無く

斜め前に交番があるので、届けてあるかもしれないと思ったけど無くて

もう諦めてた所、外を掃除していたある先生があたしの財布を持ってきました。

先生『下の自販機の上に置いてあったよ』

あたし『本当ですか？良かった～』

と、中身を確認

カード類＆免許証はそのままでしたが、現金が１円も入っていませんでした

あたしはその場で泣き崩れてしまいました

大泣きする程ショックだったのは、入ったばかりの決して多くはないお給料より

車検代金として１５万円くらいおろしていたから。。。

それがお札はもちろんの事、小銭まで全て抜かれていました

あの時は、暫くの間立ち直れなかったな～

それから数日後、お財布の第一発見者の先生は辞めていきました。

後日、お金に困っていたらしいと聞き

スタッフ一同、疑いの目を向けたのは言うまでもありません

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