今回は、前・中編に引き続き『コウノドリ』最終回「母と子救う― チームが救う奇跡」をお送りします♪
今回は後編をお送りします♪

―これまでのおさらい
育児と仕事の両立に限界を感じだ永井浩之(小栗旬)は、芽依ちゃんを田舎の両親に預けたいとサクラに伝えます。
しかし、サクラは「永井さん夫婦が、芽依ちゃんの誕生を心から望んだこと」と、そうすればどんなことがあっても乗り越えられると。
そして、芽依ちゃんの誕生日であり、芽依ちゃんのお母さん・晴美(川村ゆきえさん)の命日の日にサクラは自身の分身“BABY”が出演するライブに浩之と芽依ちゃんを招待し、芽依ちゃんの誕生日をライブの観客全員で祝福します。
一方、尚人ちゃんに母の森口亮子(奥貫薫さん)は会いますが、夫の武史(戸田昌宏さん)に四宮が「勇気を出してください」と叱咤激励をします。
その頃、妊婦・飯塚律子(木南晴夏さん)は相沢美雪(西田尚美さん)の取材後に倒れ、心肺停止に…。夫の利夫(佐野泰臣さん)が見守るなか、下屋加江は救命救急の患者が発生したことを全ドクターに知らせる“コードブルー”を宣言します。
そして、加江はサクラに連絡します。
はたして、律子と赤ちゃんは助かるのか?

―ペルソナの陣痛分娩室。
律子の取材を終え、帰る美雪。
律子「出版社って、華やかな職場だと思ってたけど大変なんですね」
美雪「ホントにもう地味~な仕事なんですよ」
利夫「相沢さんも、おなかに赤ちゃんいるんですから、大事にしてください」
美雪「はい、ありがとうございます。じゃあ、お邪魔しました」
律子「はい、お気をつて…」「あっ…あっ…
利夫「りっちゃん?陣痛か?」
律子「胸が……」
そして、律子が倒れます!
利夫「おい、律子!」
美雪「飯塚さん?」
そこに、小松さんが。
小松さん「飯塚さん、どうしました?」
利夫「妻の様子が変なんです。急に意識がなくなったみたいで…」
小松さん「飯塚さーん。飯塚さん!」「脈とれない…」
(知香)「飯塚さん、どうなされました?」
小松さん「(心臓マッサージをしながら)小松です!救急カートお願い、あと急いで先生呼んで!」
(知香)「はい!!」
ようやく、加江ちゃんが駆けつけます!
加江ちゃん「どうしました?」
小松さん「飯塚さん、心肺停止みたい」
加江ちゃん「知香さん、AED!みのりさん、モニター持ってきて!白井さん、ルート取って!」
利夫「律子…」
小松さん「沙織ちゃん、子宮押して!」
沙織「はい」
利夫「律子…律子…」
加江ちゃん「小松さん、一回止めてください。(律子の脈を取り)心肺停止。小松さんお願いします」
利夫「下屋先生、律子どうしたんですか?」
加江ちゃん「奥さんの心臓は今、止まっています。電気ショックをかけるかもしれません」
利夫「電気ショックって…おなかに赤ちゃんいるんですよ!」
加江ちゃん「赤ちゃんに影響はありませんから」
小松さん「(心臓マッサージ中)28、29、30」
加江ちゃん「はい。1、2はい」
知香「AED到着しました」
加江ちゃん「AED、すぐつけて!コードブルーを宣言します。院内の先生をできるだけ呼んで!」
アナウンス(産科病棟でコードブルー)
四宮、白川、今橋、そして加瀬が律子の病室には直行します!
AEDのアナウンス「ショックが必要です。充電中です。体から離れてください」
加江ちゃん「下がりましょう」
AEDのアナウンス「ショックを実行します。オレンジボタンを押してください」
加江ちゃん「除細動お願いします」
知香「いきます」
律子に電気ショックを行いますが、心肺停止のままに
サクラの携帯に、加江ちゃんから連絡が…
サクラ「どうした、下屋?」
加江ちゃん「鴻鳥先生。37週の飯塚律子さん。心肺停止です!波形はVF(心電図の波長が乱れること)。現在、蘇生を継続中。コードブルーを宣言しました」
サクラ「分かった!すぐ行く!」

コードブルー宣言の加江ちゃん!
律子の病室に、四宮や福田さん、白川、加瀬など院内の先生たちとナースが駆けつけます。
四宮「下屋!」
加江ちゃん「VFで除細動、一回打ってます。心停止からは2分です」
加瀬「(心臓マッサージの小松さんに)代わるぞ!」
四宮「4分たっても、心拍が再開しない場合、お母さんを助けるため、帝王切開をします」「(利夫に)いいですか?」
利夫「はい!」
四宮「ベッドのままオペ室行くよ!」
一同「はい!!」
四宮「心拍が戻らなかったら、死戦期帝王切開だ!」
加江ちゃん「死戦期帝王切開!?」

ちょっと汗だくで驚く加江ちゃん!
四宮「N(NICU)の準備 、よろしく!」
福田さん「オペ室に連絡します」
利夫「律子…」
小松さん「ご主人、先生達頑張るからね」「(律子に)飯塚さんも頑張ってよ!」
四宮「準備はいい?行くよ!」
一同「はい!」
律子をのせたベッドは、オペ室に。その光景に、美雪は言葉が出ません。
律子を乗せたベッドはオペ室に。
船越「1、2、3」
船越や加瀬が律子を手術台に乗せます。
そこに、サクラも駆けつけます。
サクラ「下屋!」
加江ちゃん「死戦期帝王切開に、なるかもしれません」
サクラ「分かった!助けるよ、お母さんも赤ちゃんも」
加江ちゃん「はい!」
オペ室には手術の準備がなされ。
船越「挿管します。チューブ6.5ミリ」
四宮「下屋、第一助手をお前がやれ」
加江ちゃん「えっ?」
「担当医だろ。患者のこと、一番よく分かってるはずだ」
加江ちゃん「はい!」

第一助手に抜擢の加江ちゃん!
オペ室の廊下には、利夫と美雪が。
利夫「どうしよう…無事に出てこなかったら」
美雪「お願い、頑張って…」
オペ室に新生児科の今橋と白川も合流。
ナース「Nの先生、来ました」
加瀬「PCPS用意」
四宮「下屋、下大動脈が圧迫されないよう、しっかり支えろ」
加江ちゃん「はい」
四宮「もっと!」
加江ちゃん「はい」
船越「心停止から4分経過」「(律子の脈を確認しながらの心電図)波形はVF。脈が取れません。電気ショック、お願いします」「アミオダロン準備」
サクラ「(電気ショックする機器を持ち)はい、みんなどいて」
加江ちゃん「はい…」
サクラ「チャージ」「チャージ完了。いくよ、1、2、3」
律子に電気ショックを与えます。
加瀬「アドレナリン投与」
サクラは、オペの衣裳に着替え。
サクラ「加瀬先生」
加瀬「ああ」
サクラ「みんな。死戦期帝王切開術、始めます」
サクラ「赤ちゃん、1分で出すよ!」
一同「はい!」

サクラの渾身の手術が始まります!
サクラ「メス」
加江ちゃんの声「死戦期帝王切開術とは、産科医しかできない心肺蘇生術です。心肺停止となったお母さんを帝王切開で分娩させることで、子宮に圧迫されていた、静脈と大動脈の血行をよくして、全身に血液がめぐることで、心肺蘇生が促進されることを目的に行います。母体救命が目的のため、胎児の生死は問わないことを原則としています」
サクラ「いいよ」
加江ちゃん「はい」
サクラ「赤ちゃん出るよー!」
加江ちゃん「はい」
サクラ「よいしょ」「おめでとう!」
一同「おめでとうございます!」
サクラ「(律子の赤ちゃんを渡し)下屋」
船越「6分経過…」「VFか…電気ショックかけます」
加江ちゃん「小松さん!」
小松さん「(律子の赤ちゃんを今橋達に)お願いします!」
今橋「白川先生、気道開通と刺激」
白川「はい!」
今橋「モニターつけて」
白川「(赤ちゃんの背中をさすり)頑張れ!」
今橋「マスクバッグ」
赤ちゃんのことが気になる加江ちゃんに。
四宮「下屋、術野から目を離すな!」
加江ちゃん「はいっ」
加瀬の心臓マッサージをしながらの帝王切開の手術は続きます。
律子と赤ちゃんの無事を祈る利夫と美雪。
時間はどんどん経過していきます…加瀬の体力も限界に…
船越「8分経過…」
加瀬「来い…」
しかし、心電図の波長は、動かないまま…
加瀬「くそ…動けよー!!」
そこに、天使の産声が、泣き響きます!
一同、律子の赤ちゃんの方へ。
加江ちゃん「泣いた…」
赤ちゃんの産声。
船越「あっ…」
サクラが、心電図に目をやると…
心電図の波長が、一瞬動きます…
加瀬、四宮、そして加江ちゃんも心電図に釘付けに!そして……
船越「心拍再開!」
一同「来たーーー!!!」

ペルソナチーム全員の歓喜!!
船越「血圧測って」
加江ちゃん「すごい!!」
サクラ「縫合するよ!」
加江ちゃん「はい!」
サクラ「集中するよ」
四宮「下屋!」
加江ちゃん「(歓喜で頭がいっぱいでの)はい…」
加瀬「よっしゃー!」
サクラ達の歓喜の叫びが、律子の赤ちゃんの産声に代わり、オペ室に響きます♪
律子の赤ちゃんは、利夫と対面。
今橋「おめでとうございます。男の子です」
白川「NICUでお預かりして、様子を診ますね」
そこに、加瀬の姿。
利夫「先生、律子は?」
加瀬「飯塚さん、奥さんの状態について、ご説明します」
律子の手術を終え、休憩室に休む、サクラと加江ちゃん達。
加江ちゃん「どうして起きたんでしょう。心肺停止…」
サクラ「もしかしたら、飯塚さん。QT延長症候群かもね」
※QT延長症候群(家族性突然症候群)
四宮「別名、家族性突然死症候群か…」「突然、脈が乱れて意識を失い、発作が起きる」
小松さん「今まで発作が出なくて、本人も気づいていなかったってことか…」
加江ちゃん「でもまさか、妊婦さんに起こるなんて…」
ICU(集中治療室)にいる律子に利夫と加瀬が見舞います。
利夫「りっちゃん…」
利夫は、眠ったままの律子の手を握ります…
利夫「りっちゃん…」
加江ちゃん「早く、意識が戻ればいいんですけど…」
サクラ「血圧も安定したようだし、希望はあるよ」
四宮「すぐに、AEDを使ったのは、いい判断だったな。心臓を刺激しなかったら、母体は助からなかったかもしれない」「下屋!」
加江ちゃん「はい…」
四宮「次の緊急帝王切開のときは、術野から目を離すなよ!」
加江ちゃん「はい…すみません」
そして、四宮は加江ちゃんに牛乳パックを投げ渡します。そして去ります…
小松さん「よかったね~。やっと四宮先生に認めてもらえて」
加江ちゃん「今のって、そういうことですか!?」
サクラ&小松さん「(大きくうなずき)」
そして、サクラと小松さん、加江ちゃんに笑みが♪
加江ちゃん「(牛乳パックを見せ)わっ。はあああ。ええ~わかりづらい…」
しかし、加江ちゃんは、牛乳パックに思いを込めて叩き、瞳には認められたという嬉し涙がこぼれます♪

一人前の産科医となった素敵な加江ちゃん♪
―翌日
NICUには、律子の赤ちゃんを見守る、サクラと今橋。それを取材に来た美雪。
サクラ「飯塚さんの赤ちゃん、大丈夫そうですね」
今橋「問題ないよ」「飯塚さん、まだ意識戻らない?」
サクラ「はい…」「今橋先生、赤ちゃんをお母さんのところに、連れていってあげたいんですが…」
今橋「ああ、それはいいかもしれないね」
サクラ「はい」
白川「今橋先生」
今橋「白川先生、ベイビー達が…びっくり…」
白川「森口さんがいらっしゃいました。ご夫婦揃って」
そして、森口夫婦揃って、尚人ちゃんを見にNICUに。
森口夫婦「(みんなに一礼)」
今橋「さあ、どうぞ」
産科のホームに、小松さんと向井さんが四宮に森口夫婦が尚人ちゃんを見に来たと報告を。
小松さん「(四宮に)四宮先生、来てくれたって」
四宮「えっ?」
向井さん「森口さんのご主人、今、NICUにみえられました」
四宮「そうですか」
廊下を歩く四宮の表情に、微笑みが。
その頃、NICUでは、森口夫婦が尚人の見舞いに。
武史「大きくなったな、尚人」
亮子「うん…」
武史「尚人が生まれてから、俺がずっと、情けない父親だったから」「パパは弱虫で、尚人に会う勇気がどうしても出なかったんだよ。今ごろになって、遅すぎるよな」「ごめんな」
サクラ「遅すぎることは、ありません」「赤ちゃんの生きる力は、本当にすごくて、僕達の予想をはるかに越えています」
今橋「森口さん。せっかく、お二人でいらしたんですから。今日は尚人君を、お風呂に入れてあげませんか?」
武史「えっ?」
白川「僕達がお手伝いします」
お風呂に気持ちよさそうな尚人ちゃん。
白川「お父さん、代わりますか?」
武史「はい…」
ナース「一緒にやってみましょうか」「じゃあ、片手で頭と肩を支えてあげてください」
亮子「気を付けてね。絶対、沈ませちゃダメだからね」
武史「沈ませるわけないだろ」
そこには、“家族”のあるべき姿が映し出されています。
今橋「森口さん、どうでしょうか?」「一度、尚人君をおうちに連れて帰ってみませんか?」「不安は多いかと思います。でも、家族と一緒に過ごすことで、赤ちゃんに想像を超えるような奇跡が起きるのを、僕達は何度も目にしてきました」「尚人君の人生は、もしかしたら、駆け抜けるように過ぎてしまうかもしれない」「でも、一生を濃密なものにすることは、できると思うんです」
向井さん「一時帰宅や、在宅医療の支援について、ソーシャルワーカーの私達が、しっかりフォローさせていただきます」
白川「おうちで心配なことがあれば、いつでも相談に乗ります」
武史「ありがとうございます」
森口夫婦は尚人ちゃんに。
武史「尚人、おうちに帰ろうか」
森口夫婦の姿を遠くから見つめる四宮に、小松さんが。
小松さん「お手柄だったね、シノリン」
四宮「何ですか」
小松さん「お父さんが勇気を出せたのはさ、四宮先生が背中を押してあげたからじゃん」
四宮「さあ、どうでしょう」
そこで、小松さん、四宮の頬をつまみ。
小松さん「産科医は、いつもスマイル!」「笑って」
四宮「こますさん、やめてくらさい」
小松さん「やめてぐだざい」「言えてないし、笑ったね今」
四宮「何なんですか」
小松さん「おおう、やめろ。やーめーろーよー」
四宮「小松さん、また老けましたね」
小松さん「またって言うな、リアルだろ」
四宮と小松さんのじゃれあいにサクラも嬉しい表情を浮かべます。
そして、森口夫婦は尚人ちゃんと一緒に過ごします。

ICUの律子の病室に、律子の赤ちゃんが加江ちゃんと一緒に来ます。
加江ちゃん「飯塚さ~ん」
加江ちゃんは、赤ちゃんを律子の隣で寝かせます。
加江ちゃん「飯塚さんの赤ちゃんです」
利夫「(加江ちゃんにうなずき)りっちゃん。そろそろ目え覚ましてくれ」「赤ちゃんの名前、一緒に決めよう」
利夫の呼び掛けに、なんと律子のまぶたが…
加江ちゃん「飯塚さん!」
利夫「りっちゃん?」
加江ちゃん「分かりますか、飯塚さん!」
加瀬も飛び込んできます。
加瀬「飯塚さん、手握って。手握って」
加瀬の言葉に、律子は反応します!
加瀬「来たー!来た!」
加江ちゃん「ああっ!」
加瀬「よく頑張りました!」
律子が目覚め、加江ちゃんは一目散にサクラと四宮の待つ産科のホールへ。
加江ちゃん「鴻鳥先生っ!飯塚さん、意識戻りました!」
加江ちゃんの目には嬉し涙が♪
サクラと四宮はハイタッチ♪
サクラ&四宮「よっしゃー!!」
サクラと四宮、加江ちゃんは3人で手をつなぎ合い、喜びを分かち合います♪
加江ちゃん「やったー!やったー、やったー」
サクラ「よかった…」
加江ちゃん「(嬉し泣き)ううー、よかったー、よかった…」

嬉し泣きの加江ちゃん♪
律子の復活を大澤院長が、美雪に報せます。
美雪「ホントですか?」「飯塚さん、意識戻ったんですか。そうですか、よかった…」
大澤院長「うちのチームが、みんな頑張ってくれました」
そして、美雪は極秘に進んでいた、サクラとBABYが同じという記事を破棄します。
美雪「伝えたいのは、こんなことじゃない」
そして、美雪は編集長に。
美雪「編集長、ご報告があります」
編集長「うん?」
美雪「私、赤ちゃんできました」
編集長「えっ!」
美雪「38歳。不妊治療、頑張ってやっと授かりました」「産休ギリギリまで働くつもりですが」「(仕事仲間に)もしかしたら、つわりか何かで、迷惑をお掛けするかもしれません」「でも、私、仕事もおなかの子もどっちも大事にしたいです」
美雪「赤ちゃんが生まれるのって、ホントに奇跡ですから」
美雪「いい記事作って、必ず売り上げアップに貢献します」「ご理解、いただけますよね?」
編集長「はっ、はい…」
美雪「よろしくお願いします」
美雪の気持ちは固まり、晴れ晴れな表情に。
―1ヵ月後
ペルソナのメインホールには、巨大クリスマスツリー。
美雪は、サクラのところで健診を。
サクラ「相沢さんの赤ちゃん、順調ですよ。元気に育っていますね」
美雪「よかった」
サクラ「今、何か気になっていることは、ありますか?」
美雪「先生、私、出生前診断受けないことに決めました」
サクラ「ああ、そうですか」
美雪「はい」「病気や障がいがあっても、受け入れようなんて、そんなちゃんと覚悟が出来たわけではないんです」「ただ、生まれる前に何か分かってしまったときに、決断することから逃げているだけなのかもしれません」
サクラ「いいと思いますよ」「それも、立派な決断です」
美雪「はい…」
サクラ「僕は信じていますから」
サクラ「生まれてくる命に意味のないものはないって」
美雪「あっ、そうだ。先生」「これ、見てください」
美雪は、出来たての雑誌をサクラに。
サクラ「ああっ」
雑誌の表紙には“命のバトン ―出産という奇跡―”の見出しが。
サクラ「見てもいいんですか?」
美雪「もちろんです」
特集記事には、飯塚夫婦と森口夫婦と尚人ちゃん。そして、加江ちゃんの写真も。
サクラ「うわ~みんないい顔してますね」
美雪「読者からの反響もすごく大きくて、売れ行きも好調なんです」
サクラ「それは、よかったですね。作戦成功ですね」
美雪「先生、私、本当は別の記事を…」
サクラ「うん?」
美雪「いえ、早く会いたいです。私のベイビーに」
サクラ「(満面の笑み)はい!」
大澤院長も美雪の雑誌を見て。
大澤院長「うん。いい記事だ。宣伝には、バッチリ」
そして、作り続けたフィギアの最後に、ピアノが部屋に置かれ、
大澤院長「はい、完成」
産科の休憩室では、クリスマスイベントのサプライズを加江ちゃんをはじめ、真弓や里織、知香などが練っています。
真弓「やっぱり、定番のサンタさん登場かな~」
向井さん「いや~それ、さすがにマンネリでしょう」
小松さん「何、何の密談?」
加江ちゃん「クリスマスサプライズの準備です。患者さんとスタッフのための」
真弓「雪だるまは?福田先生に着ぐるみを着てもらって」
加江ちゃん「新しい!」
福田さん「ちょっと勘弁してよ」
知香「じゃあ、雪だるまだったら私やる。着ぐるみナシで。向井さんも一緒にやりましょう。ツタンカーメン」
向井さん「クリスマス関係ないし」
小松さん「ねえ、ピアノの生演奏は、どう?」
向井さん「でも、ピアニスト呼ぶのに、お金かかりますよ」「ケチな院長が出すはずありません」
小松さん「いるのよ、タダで頼める人が」
加江ちゃん「えっ!」
タダで頼める人に、浩之が呼びます。
浩之「鴻鳥先生」
サクラ「あっ、永井さん」
浩之は、芽依ちゃんを連れて、サクラのもとに。
病院の外のベンチに、サクラと芽依ちゃんをあやす浩之。
浩之「先生、こないだは、ありがとうございました」「色々考えて、芽依は、俺が育てると決めました」「離れられるはずなかったんです」
サクラ「仕事は大丈夫ですか?」
浩之「定時に退社できる部署に移りました」「子育てをしながら働くには、そのほうが都合がいいですから」
サクラ「よく決心されましたね」
浩之「仕事のリベンジは、芽依が少し大きくなったら、また頑張ります」
サクラ「周りの手も借りて、焦らずにやってください」
浩之「はい」「1年前、俺、先生に言いましたよね」
浩之「この子が生まれてきてよかったと、思えるように育てますって」
サクラ「はい」
浩之「うまくいかなくて、いらだって」「芽依との距離を置こうとしていた自分に」「あの日の気持ちを思い出させてくれたのは、BABYのピアノでした」
浩之「先生がBABYなんですね」

その頃、休憩室ではサクラのピアノ演奏の話に。
真弓「鴻鳥先生、ピアノ弾けるんですか!?」
小松さん「まあ~素人にしてはね」
加江ちゃん「もし下手くそだったら、いい迷惑ですよ」
四宮「おい、下屋」
加江ちゃん「はい」
四宮「サクラは、ピアノ弾けるから」
と四宮は捨てセリフを吐いて、なぜか食べかけのジャムパンを加江ちゃんに渡します…
四宮の行動に固まる加江ちゃん…それに、ちょっとクスッと笑う小松さん。

加江ちゃん固まります…
浩之「先生、分からないって言ってましたよね」「お母さんの命を縮めて生まれたことを。お父さんが、どう思うだろうって」「もし、お父さんが先生が生まれたことを知ったら」「きっと、きっと喜んだと思います」「今の俺が、心からそう思ってますから」
浩之「(芽依ちゃんを抱き上げ)芽依生まれてきて、本当にありがとう」
浩之の暖かい言葉に、サクラの心のトゲも抜かれ、サクラは嬉し涙を浮かべます。
―クリスマスの日の夜
ペルソナのメインホールで、サクラが“きよしこの夜”を演奏しています。
それを患者さんとスタッフ、加江ちゃんと大澤院長、飯塚夫婦が演奏に酔いしれています。
律子「下屋先生」「先生のおかげで、この子と一緒に、クリスマスを過ごすことができました」「本当に、ありがとうございます」
加江ちゃん「赤ちゃんに会いたいっていう思いが、飯塚さんを助けたんだって思います」

大澤院長「いいね~」「あっ、BABYだってバレたら、どうしよ?まあ、いいか」
四宮もサクラの演奏に酔いしれています。そして、『コウノドリ』原作者の鈴ノ木ユウ先生と息子さんも、演奏に酔いしれています♪
そして、“Baby,God Bless You”の演奏になります。
サクラの声「心の奥にずっと、僕は小さなトゲのような痛みを抱えていた。母の命を奪って自分が生まれたのだと。でも、そうではなかった。僕は母からバトンを受け継いで生まれた。」
小松さん、女の子を生んだ真弓。向井さん、加瀬と船越。そして、白川と今橋の姿が映し出されます。
そして、森口夫婦は尚人ちゃんと楽しいクリスマスを過ごしています。
サクラの声「誰もが両親から大切な命のバトンを受け継いで生まれる。それは、命の奇跡だ。」
「僕らは毎日、奇跡のすくそばでお母さんと赤ちゃんに寄り添うコウノトリでありたいと願っている」
「誕生する、すべての命に祝福がありますように。君達が生まれてくる、この世界には、たくさんの愛と笑顔があふれているよ」
―ある日のオペ室。
サクラ「お母さん、ちょっとおなか押しますね」「いいよ、下屋。その調子」
加江ちゃん「赤ちゃん、生まれますよー」
サクラ「はーい」
赤ちゃんの産声♪
サクラ&加江ちゃん「おめでとう」
サクラ「お母さーん。おめでとうございます」
加江ちゃん「おめでとうございます」
サクラ「かわいい女の子ですよ」
加江ちゃんも満面の笑み♪
サクラの声「ようこそ、ベビー達生まれてきてくれて、ありがとう」

最後の加江ちゃん♪

―完
『コウノドリ』終了です♪
とまあ~こんな感じで締めくくりをm(__)m
今日もまっつんと『コウノドリ』に感謝!!