今年の4月から、

★乗車定員が11名以上の自動車を1台以上保有している企業

★乗車定員に限らず5台以上の自動車を使用している企業

は安全運転管理者が運転者のアルコールチェックを行う事が義務付けられていました。
そして4月からは目視にてチェック、10月1日以降はアルコールチェッカーを用いる事とされていました。

 

僕は会社の安全運転管理者となっているので、10月1日からの呼気チェックに向けて

アルコールチェッカーを買ったのですが

今日、何気なく調べていたら

アルコールチェッカー使用義務化が

「延期」

となった事を知りました。

このところの半導体不足が原因だそうです。

 

アルコールチェッカー義務化に向けて準備をしていた会社、、特にアルコールチェッカーを販売するメーカーはこれに向けて新商品も出していたので残念がっていると思います。

 

僕らも呼気チェックしなければ楽だから良いんですけど

安全運転管理者になってからいろいろ学んだ事があります。

それは

「お酒が抜けるのに意外と時間がかかる」

という点です。

 

一般的に、体内で処理できるアルコール量は1時間で5gとされているそうです。 500mlのビールを飲むと1本で20.gのアルコール摂取となり、これが抜けるまでは4時間もかかります。

3本飲んだら60gなので12時間! となると

夜の12時までにビールを3本飲んだ場合、アルコールが全部抜けるのは翌日の昼!? という事に?

飲むペースや個人差、アルコール度数で変わりますのであくまでも目安ですが、終電間際までがっつり飲んで、翌朝8時に車で出社とか完全にヤバいですよね。 

 

つまり、「一晩寝たらお酒は抜けてる」というのは完全に間違いですので「飲んだら乗るな」はその日に限らず翌日も何時以降なら大丈夫なのかをちゃんと把握する必要がありますよね。

 

アルコールチェッカーは安いのは1個4000円程で買えるので、お酒を頻繁に飲む方は自分用に買ってたまに計測してみると良いと思います。

違反点数については

呼気1L中、0.15mg未満は違反にならず

0.15mg以上は13点、

0.25mg以上は25点(欠格期間2年の免許取り消し)

となります。

さらに

酒酔い運転と判断された場合、5年以下の懲役または100万円いかの罰金だそうです。

今どき、あきらかな飲酒運転をする人は減ってるとは思いますが、「飲酒運転と思わずに飲酒運転になってしまっている」場合はけっこうあると思いますので、僕もお酒の飲み方を充分に注意していこうと思います。

 

ちなみに、僕は3か月前から禁酒してて、最近ホントに体調が良いです。 たまに飲みたくなる時はありますが、健康と安全の為に、バイクでレースをしている間だけでもお酒やめようと思います。