秋の九州旅 その3 長崎市から佐世保市へ
その2の続き。長崎の朝。次の目的地に向かう前に、軽く市内観光!港にはでっかい船がとまっていた。あとから調べたところ、中国人を主なターゲットにした旅客船らしい。17万トン近い。。いつも乗るさんふらわあの10数倍もある。いつかこんな船でのんびり旅してみたいなあ・・・!港のほど近くにある大浦天主堂への坂道。時期がらか、修学旅行の中高生がとにかく多かった。オタクジャージで申し訳ない(オランダ坂の路面はパヴェみたいでシナプスが似合う・・・???などとしばらく長崎市内を回ってから、平和公園で原爆の被害について書かれた碑を読み、いろいろ考えさせられたりしつつ、長崎市街地を後にする。・・・と、その市街地を抜ける直前に、MTBに乗った欧米系の中年女性に道を聞かれた。「諫早に行きたいんだけど、道はこっちで合っている?」昨日、自分が来た道を戻るので、Googleマップを見せつつ、片言英語で道を教えた。彼女のMTBには大きなパニアも両側についていたけど、長期間の旅なのだろうか。単独で海外にきて自転車旅・・・いいなあ。ああいうのもやってみたい。「どこから来たの?」などと少し雑談をしてからお見送り。なんにせよ、自分が教えた道がうまく伝わっていて、無事進めてることを祈りたい。・・・一方の自分は長崎を後にして、206号線を北上するルートへ進む。大村湾。昨日の天気から一転、いい天気だ!ずっと向かい風だけどな!←こういう景色が見たくて自転車旅がしたくなるのよね。そうこうしてると、佐世保市に突入。もうしばらく走ってから、国道を外れて脇道へ向かうと異様な建物が見えてくる。あれに見えるは、針尾送信所。このすぐ先にありそうに見えるけど、いったん下ってまた登らされた・・・近づくとその大きさがよりよくわかる。高さ130mを超える、なんと大正時代に建てられた軍事施設である。諸説あるが、ここから「ニイタカヤマノボレ」が送られた、とも。施設は海保の所管だということだが、地元の保存会の人が実質の案内役になっているようだ。丁寧にパンフレットをくれたし、内部も見ることができた。コンクリート製の内部はひんやりした空気が流れていた。こちらが実際の送信所とのこと。いまや中は見ることができない。軍の行動には遠方まで届く通信が不可欠だったのだろう。目的はともあれ、その達成のために当時では異例ともいえるこのような施設を作り上げたのだから、恐れ入る。後世にも伝えられるべき施設だ。・・・走行に戻る。が、すぐに補給したくなり、セブンに寄り道・・・セブンならご当地らしい食事も食べられるので、旅先ではよく使う。で、今回はこれ。和牛!美味しかった。長崎にきたら寄りたかったスポットはいくつもあるのだが、この国道おにぎりもそのひとつだ。以前乗っていた車(ST202、ST205)を思い起こさせる、202号線と205号線。結局、これらの車で来ることはなかったけど、ようやく現地でその国道を走ることができたことにはちょっとした感慨がある。さて、佐世保の市街地まであと少し・・・!(続く)