逢坂剛6 | Review

Review

エンターテイメント評論(本、映像、音楽、お笑い…)



当時逢坂剛にハマっていた姉が、どこでどう情報を得たのか、今日の土曜ワイド劇場は逢坂剛原作!と言い出して、なぜか家族で見ることに。それが「美しい共犯者 三重逆転」で、主演池上季実子、脇が細川俊之、岸辺一徳という傑作ドラマだった(冒頭池上季実子がカルメンを踊るシーンが鮮烈!何とかしてもう一度見たいのだがどっかに映像転がってへんかな)。


で、後からその原作を読んだのがこの作品集に収録されている「都会の野獣」。ドラマは原作をほぼ忠実に再現しており、オチのどんでん返しはお見事。


表題作の心理学もの、その他の作品もすべて秀作で、珠玉の短編集となっている。