東野圭吾17 | Review

Review

エンターテイメント評論(本、映像、音楽、お笑い…)



一度読んだはずなのに全く内容を覚えておらず、自分もパラレルワールドにいるのかと錯覚を覚えてしまう並行して進む二つのストーリーが微妙に時間軸をずらしながら絡み合っていく感じが絶妙に気持ち悪くて心地よい途中から何だか安部公房を読んでいるような恐怖感が漂いつつ、ラストでは胸いっぱいの切なさが。





SF的作品の中ではこれも好き。最終的に進化論的な話まで行き着くのが凄い。