能・砧より~
ほろほろと… この言の葉が
秋を表す 砧の音に通ずるものとして
秋のその心境を 奏でる音。
~ほろほろと~
砧以外のどこかで 聞いたことのある 何かが なかなか思い出せず
ここしばらく 思い出そうとしていた言葉。
~萩の寺~
我が家のすぐ近く
(歩いては 行けないけれど バスで10分くらいの場所)
結婚して娘が幼稚園の頃まで
このお寺の最寄り駅の隣り駅に住んでいたので
毎日の通勤の往復、娘を連れて 保育園に通う電車で
この駅を 通る。
秋になると
~萩まつり~の旗が かけられ
秋の萩の頃を知る。
このお寺は 新西国霊場の札所で
子どもの頃に
母と 一緒に お参りに来たことがあり
そんなことも思い出す お寺。
「こんなに駅に近い所にある ご霊場なんだなぁ・・・」と
札所は 山奥のイメージが強くて
こんな町中の駅近く…にあるお寺が 子ども心に 不思議だった。
ほろほろと 石に こぼれぬ 萩の露
~ほろほろと~
やっと 思い出した 言の葉
秋の萩の花が 散る様…
砧を打つ音に 重なる 秋の様…
こんなに近くにあった 秋の風景を
ずっと 忘れていた 萩の寺にて。
歌碑の石は 小豆島寒霞渓のものだと知り
母と祖母、二人の事を重ねて思う 秋の日。
~萩まつり~は 先週で 終わり
今日は ほとんど 散りゆく萩の中
お天気にも 恵まれ
花の残る 萩の下
萩の花は 本当に 小さい花を たくさん咲かせるのだと
大きな萩の木を 見あげて思う。
春の桜
秋の萩









