3月31日
ついにこの地獄の日々が終わる。
本社の私が行く部署も激務で有名であるが、この事務所よりは良いはずだ。
何せ、パニック障害になるくらいだったので。

最終日、係長が餞別に日本酒をくれた。
課長「この一年、お前に一番わかってもらいたかったのは、決してひとりでは仕事をできないということ。」
私(それはわかってるけど、そうできない環境(メンバー)だったからきつかったのよね…まぁ課長には感謝してるけど。)

「休ませず頑張らせたが、お前は乗り越えられると信じていたし、この事務所を出ればもっとできるはずだ。辛い経験をした人間は人に優しくなれる。今後、自分と同じような人間がいたら支えになってやれ。」的な話をもらった。



係長が帰る時、私はまだやることがあって残っていた。
係長から一言、「ファイト!」
激務の本社に行っても頑張れ的なエールと受け取った。
このブログで散々係長が厳しい的な話を出していたので、私が係長を嫌いと思われる方もいると思うけど、私は係長のことは結構好きだった。
厳しいけど。
係長はあと一年で定年だった。そう言ったこともあり、
私「お世話になりました。これからも、ご指導お願いします。」
と返した。
嫌みとか、社交辞令ではなく、本心だった。
なんだかんだいって、嫌いじゃない。

今現在もジェイゾロフトは飲んでいるが、量は半分になっているしデパスは飲んでいない。
本社に来てからいろんな人に「昨年まで大変だったって聞いているけど、今様子見ているとちゃんと自分の意見を言えてるし、このまま仕事をやっていけば大丈夫だ。あの環境(前年の事務所)を耐えたんだから、大したもんだ。」と言われた。

パニック障害は当然ツラかったが、精神的にも仕事的にも鍛えられた。
良い経験をしたとは思っていないが、ある程度のことは怖くなくなった。
価値観が変わったところも多くあると思う。

私の辛かったパニック障害記録はこれで終了です。
改めて思い返すと回復も早く、本当にパニック障害だったのかなという気もしますが。
ご愛読いただいた方、ありがとうございました。
このブログが、誰かの何かの支えなんかになれば幸いです。

たろう