こんにちは。じゃすてぃすです。
今回は3/25に開かれた株式会社enishの株主総会に行ってきたのでそのレポートです。
私自身、株主総会というものに行ったのは初めてだったので同じような方の参考になればと思います。
まずは簡単にenishの紹介から。
(ホームページ:https://www.enish.jp/)
株式会社enishは2009年2月に設立され、現在ではゲームアプリの企画・開発・運営等を行っている会社です。
「欅のキセキ」や「De:Lithe」、「VGAME」、「HiGH&LOW THE GAME ANOTHER WORLD」などを手掛けています。
クオカードのデザインは「De:Lithe」でした。
密かに「欅のキセキ」であることを期待していたのですが、「De:Lithe」がenishオリジナルのゲームであることを考えると多分そうだろうなという予感はしていました。
「欅のキセキ」は欅坂・日向坂がなければ成り立たないものなので(他社IPというものかな)、enishオリジナルの「De:Lithe」との違いが出たなと思いました。
会場の広さは90人ほどが座れる広さでした。会場後方にはペットボトルの水が置いてあり自由に持って行っていいということだったので1本貰いました。
来場していた株主数は開会した10:00時点で約20人、そのあとちょくちょく出入りがあり25人ぐらいには増えていました。
まぁ空いていましたね。新型コロナウイルスの影響もあるかもしれませんが。
年代も私のような20代から定年後とおぼしきご年配の方まで幅広くいました。
男女比は男性が多いですが2割ぐらいは女性という感じでした。
言い忘れていましたが株主総会は出入り自由です。遅刻しても問題ありません。
ただ途中入場・退場する際は邪魔にならないようにはしなければなりません(当たり前か)。
株主の服装ですが私服の人が大半でした。スーツの人もいましたが、私自身も大学に行くような私服で行きましたが浮くようなことはありませんでした。
ただあまり派手な格好や露出の多い服は控えた方が無難です。
この時季に露出の多い服を着る人は少数だとは思いますが。
予定通り10::00ちょうどに役員入場、開会。
社長挨拶、役員紹介、監査報告、事業報告、決議事項の説明と淡々と進んでいきます。
役員の詳細や監査報告、事業報告、決議事項などは郵送されてきた資料やホームページなどで事前に確認できるので軽く聞き流す程度。
10:20頃には終わり、ここから質疑応答の時間になりました。
以下、質問と会社側の回答です。できるだけ網羅したつもりですが抜け落ちている質問・回答もあるかもしれません。
ひたすらメモっていましたが、何だか記者になった気分でした(笑)
「※」以下の文章は私の所感です。会社の回答ではありません。
まずは「欅のキセキ」関連の質問。
①イベントの景品が送られてくるのが遅い(最大で現在1年半ほど)が、この問題はenish側と欅坂・日向坂側のどちらに問題があるのか?
→社内でも重要な問題として認識している。景品にはenish単独で製作から発送まで行えるものと版元などのチェックが必要なものがある。後者についてはチェックに時間がかかるため遅くなっている。もうしばらくお待ちいただきたい。
※質問のニュアンス的に「景品早く送れ!」というより「ひょっとして欅坂・日向坂側に問題ある感じ…?」という感じでした。欅坂・日向坂ファンの自分としても確かにそうであってもおかしくないなと思いました(日頃の欅・日向の様子を見ているとね…)。回答の「版元」というのも恐らく欅坂・日向坂側のseed&flower社やソニーミュージックあたりを指していると思われます。
②「欅のキセキ」オリジナル楽曲は作っているのか?(昨年の株主総会でも同様の質問が出た模様)
→昨年に引き続き製作中。ただ新型コロナウイルスの影響があるのも事実。
※そこで新型コロナウイルスを持ってくるかと思いました(言い訳がましいなぁ)。ほぼ立ち消えした企画と認識していいと思います。仮に完成したとしても反響が大きいとは思えませんし、欅・日向ファンとしても株主としても期待しない方がいいでしょう。
③今後、秋元康氏と絡む可能性は?
→あるともないとも言えない。案件次第。秋元康氏は優秀な方だが「秋元康氏だから」といって事業化するわけではない。
以上が、「欅のキセキ」に関する質問でした。
株主の中にはユニゾンエアーを運営しているアカツキを意識した質問もありなかなか興味深かったです。
以下は主に会社経営に関する質問です。
「欅のキセキ」以外に特定のゲームに関する質問はありませんでした。
④新型コロナウイルスの影響はあるのか?
→中国にいるエンジニアが地元に帰省した後、北京に戻ってこれないなどの事案はある。テレビ会議やチャットなどで対応しているが、直接話し合うより意思疎通の効率は良くない。長期化するようだと面倒、新規開発に影響があるかもしれない。
※今年の株主総会においてどの会社でもありそうな鉄板の質問ですね。今のところ数字として影響が出るかどうかは不透明って感じでしょうか。
⑤5期連続の赤字だが、社長として経営責任をとる考えは?
→役員報酬の減額を行い、その上で現在の役割を全うすることが責任だと考えている。
※退陣していただいても結構ですが、後任の当てはあるのだろうか…?
⑥六本木ヒルズに本社を構えているが、もう少し家賃の低いところに移転しては?
→六本木ヒルズから移転する費用と比較するとこのままが良い。六本木ヒルズの一部は既に返している。
⑦導入した新しいPCのコストパフォーマンスはどうなのか?
→コストパフォーマンスは分からないが、3Dなど高度化するゲームには導入する必要があった
⑧今日の株主総会に監査役が1人欠席しているが何故か?
→体調がすぐれないため
⑨役員報酬の全額返上も考えてはどうか?
→これ以上の減額・返上については今後の取締役会で検討
⑩人材のはどう集めているのか?会社を去る使用人の数が多いように見えるが…
※複数の質問をまとめた形にしています
→優秀な人材を「つながり」で集めている。優秀な人材は他の優秀な人材を知っている。人材育成は社内ならず外部でも行っている。
⑪今後の開発戦略は?
→既にアニメなど開発を進めているものもある。
※個人的な印象ですがこういう戦略の話が社長は好きそうだな~と思いました。経営者だからそりゃそうかしれませんが(笑)
⑫社員の外国人の比率は?
→9割日本人、1割外国人。外国人は中国人と韓国人がほとんど。
⑬昨夏の資金調達の詳細と、今後の資金調達の計画は?
→昨夏は新株予約権と借入金によるもの。今後も必要があれば資金調達は行う。その他に運転資金調達のために短期の資金調達を行う可能性はあるが、できるところまでは自社で資金を賄いたい。
質疑応答は既に1時間を超え、11:30前に打ち切られました。
その後、決議事項の議決に移りました。
取締役の選任と監査役の選任という一般的なものでした。
出席した株主数が少ないことからか多数決は拍手によって行われました。
出席した株主全員が反対したところで否決にはならないでしょう。
そのまま両案とも賛成多数で可決しました。
11:30過ぎに閉会。
例年はこの後、事業説明会があるのですが新型コロナウイルスの影響で今年はありませんでした。
初めて株主総会に参加した感想ですが「私服で行ってもいい会社説明会」という感じでした。
大学生にとっては一番それが感覚としてわかりやすい表現だと思います。
会社の経営陣の話を直接聞けるのはとてもいいなぁ~と思いました。
話している内容はともかく口調や身振り手振り、話しぶりで何となくどんなことを思って話しているのかも伝わってきました。
以上、enish株主総会のレポートでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた(`・ω・´)ゞ