日焼け止めは、嫌いでした。


ケータイ小説も嫌いでした。
ディズニーランドも嫌いでした。


つるむのも嫌いでした。
人に合わせるのも面倒でした。




「ちゃんと学校来いよ」

高校生の時、顔を合わせる度に担任からそう言われ、うんざりしていました。


アトリエにこもって
絵を描くか、

窓際の席で本を読むか、

青春という時代に華ひとつない、寂しく冷めた女子高生だったように思います。


色んなことに対し無気力だった-

自分の想像と感覚だけが全てだと思っていました。


誰しも一度はそのような時期を過ごすのでしょうが、わたしは比較的早い段階でやってきたように思います。




それは大学生になっても変わらず、不機嫌な高校生のままでした。




「何よ!!」

遠くから聞こえる母の金切り声と父の怒鳴り声を背に、わたしは希望の希すら知らず、ただ黙って生きていました。



まだ、内にある葛藤に敵わない、幼い少女の頃の話です。