先日、指差呼称の件でヒューマンエラーは人に頼った

安全策で起こる旨を伝えたのですが、

 

1月2日のJAL・海保機衝突事故でも、人に頼った

安全策=管制官とパイロットの口頭での誤確認による

ヒューマンエラーが主な原因だと推測されています。

 

この21世紀、あらゆるセンサーが導入され、飛行機も

パイロット無しでの離着陸が実現可能な時代です。

 

停止点灯がメンテ中で停止、海保機にADS-Bトランスポンダーが

搭載されていなかったなど、ハード面があるべき姿であれば、

回避できた事故かもしれないって思うところはあるけど、

規則違反ではないなら、不備とも言えないし難しいところ。

 

ただ、年始の空港の発着が多くて、間違いが起きやすいってのは

言い訳にはなりません。そんなことは自明なのだから。

安全に発着が捌ける数を自ら決めた範囲で空港を運用している

はずなので、忙しくても安全に運用できるシステムを構築し、

その範囲であれば、重大インシデント発生率を0.002ppm未満

にできるとかの安全性に基づいて運用しているはずだから。

 

いずれにせよ、パイロットと管制官との無線通信で

安全が担保される時代は終わって、着陸機は機外モニターで

着陸線上に障害物が無いことが表示できるようにし、

障害物があればゴーアラウンド指示が出るシステム。

 

管制塔には、3次元モニターで空港周辺機体のリアルタイム

表示と離着陸線上に衝突が予想される機体がある場合に

警報が鳴るようなシステムが構築できれば、機械の故障が

無い限りこのような事故は2度と起こらないようにできるかと。

 

技術や費用面で難しいかもしれませんが、人に頼ると人を責める

システムになり、最終的にパイロットか管制官が責められ、

個人に重い十字架を背負わすことになるので、

ここは国民が必要経費と割り切って税金で負担もやもなし

だと思いますわ。

 

亡くなられた方のご冥福とともにJALのCAの功績を称えます