私が子供の頃、瀬戸内海は赤潮の発生で養殖への被害が相次ぎ、
海の富栄養化が大きな問題となっていた。
瀬戸内海のような内海は、窒素、りんなどが拡散しにくく、
瀬戸内法により水質汚濁防止法とは別枠の厳しい規制があった。
長い間、化学工場で公害防止管理者として業務行ってきた自分にとって
排水中のリンや窒素は絶対悪としてとにかく削減の対象としてきたのですが.......
最近は、水質汚濁防止法のお陰で、川や海がきれいになりすぎて、
海が貧栄養化し、藻や植物プランクトンがいない死の海となりつつある
とのこと。
良かれと思っても、やりすぎると逆効果になる好例と言えるでしょうね。
昨今のCO2問題も50年後にはどのような回答が得られていることやら.....
なかなか環境問題は難しいもんです。
ではまた