熟練コスメ職人トミー赤薔薇です。

 

 

25年以上、スキンケアコスメの商品開発をやってます。

 

 

数々のスキンケアコスメを世に送り出してきました。

 

 

また、お肌の悩みやスキンケアに関する相談、コスメ(化粧品)業界に就職・転職を考えている方のご相談にも応じています。

 

 

今回は、「香りの心理的、生理的な効果」についてお話したいと思います。

 

 

化粧品にはさまざまな香り(香料配合)のものがあります。香りには嗜好性があり、人によっては快適に感じたり、不快に感じたりします。

 

 

アロマセラピーに代表されるように、快適に感じる香りには心理的・生理的にもよい効果があります。

 

 

香り成分は鼻の奥の臭覚受容体にくっつくと電気信号に変換され、脳に情報が伝えられます。

 

 

香りの記憶というのをご存じでしょうか?嗅いだことのある香りを嗅ぐと昔の記憶が思い出されることがあるかと思います。それだけ香りというのは、記憶を司る脳(海馬)にも作用していることを示しています。

 

 

香りの成分には天然由来のものと、合成由来のものがあります。天然由来のものは植物や動物から抽出されたものがありますが、取れる量が少なくとても高価です。

 

 

一方、合成香料は多種多様な香りがあり、天然由来のものよりも安く作られています。化粧品に配合されているのはほぼ、合成香料だと思います。

 

 

洗剤や柔軟剤などを開発しているライオンは、嗜好性の異なる柔軟剤の香りが自律神経に影響を及ぼすことを2008年の日本感性工学会の論文で発表しています。

 

 

不快な匂いの柔軟剤を嗅ぐと交感神経活動が優位となり、ストレス状態になるようです。

 

 

なので、日常使用する化粧品においても自分の好みに合った香りのもの(香りがストレスになる人は無香料)を選択することも大切かと思います。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

 

 

ご興味のある方は、個人的にお肌の悩みやスキンケアのご相談もお受けしています。

 

 

 

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