熟練コスメ職人トミーです。
25年以上、スキンケアコスメの商品開発をやってます。
数々のスキンケアコスメを世に送り出してきました。
また、お肌の悩みやスキンケアに関する相談、コスメ(化粧品)業界に就職・転職を考えている方のご相談にも応じています。
今回は、「パーソナライズiPS細胞美容でアンチエージングの可能性」についてお話したいと思います。
大手化粧品メーカのコーセーがノーベル賞を受賞した山中教授が開発したiPS細胞の技術を用いて新たなアンチエージングビジネスへの参入を表明しました。
これは自身の血液などから採取した体細胞からiPS細胞を作製し、そこから抽出された成分を美容商品として用いたパーソナライズ美容商品の提供を目指すというもの。
iPS細胞は2006年に誕生した新しい多能性幹細胞で人間の皮膚や血液などの体細胞にごく少数の因子(山中因子といいます)を導入し、培養することで様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力を持つ多能性幹細胞に変化します。
すなわちiPS細胞は作成過程で若返りが起きるため、自身の若い時と同様に活性化した細胞を活用できるメリットと、自分自身の細胞を用いるため安全性が高いという利点があります。
ちなみに費用は1本12万円以下の美容液が年6本と、カウンセリングや医療機関での肌診断をパッケージにして、年100万円前後するそうです。
需要が見込まれる富裕層が多い中国や北米で展開し、まずは数百名の顧客を確保したい見込みのようです。
2024年5月8日のこの発表を受けて、翌日のコーセーの株価はストップ高になりました。再生美容の関心度は高いようですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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