熟練コスメ職人トミーです。
25年以上、スキンケアコスメの商品開発をやってます。
数々のスキンケアコスメを世に送り出してきました。
また、スキンケア美容に関する情報発信やお肌の悩みやスキンケアに関する相談もお受けしています。
記念すべきアメブロ第1回目のテーマは、「本当に大切なスキンケア」です。
最近は女性に限らず、男性も日常的にスキンケアをするようになりました。
お肌をよい状態を保つことは、見た目だけでなく、気持ちの面でもプラスの効果がありますよね。
自分に自信が持てたりとか、同性異性から肌がきれいだねって褒められたり、、、、
今回は、基本的だけどとても大切な3つのスキンケアステップについてご紹介したいと思います。
STEP.1洗浄ケア:肌を清潔に保つ
肌は外から付着してしまうものと、肌の内側から出てくる分泌物や古くなった角層(垢)で次第に汚れてきてしまいます。
外から肌に付着してしまうものとしては、
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チリやほこり、排気ガスなどの大気汚染物
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カビや菌、ウィルスなどの病原体
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身の回りの様々な化学物質
などがあります。
これらの中には肌荒れやアレルギー、感染症の原因になったりするものがあるので、肌に付着したままにしておくのはよくありません。
外から肌に付着してしまったものを取り除くには、水洗いなどで肌を洗浄してあげる必要があります。
一方、肌の内側から出てくる分泌物としては、
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汗
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皮脂
などがありますが、汗や皮脂には乾燥を防いでくれたり、菌の侵入を防いでくれる抗菌作用など、肌にとってよい面もあります。
ただし、過剰に肌に残っているとあせもやニキビなど、肌荒れの原因になったりするので、肌を清潔に保つ洗浄ケアは大切です。
STEP.2保湿ケア:肌の乾燥を防ぐ
肌の重要な役割の一つとして、体内からの水分の蒸発を抑えるバリア機能があります。
このバリア機能は、肌の最表面にある角層と呼ばれる組織の存在によるもので、陸生生物に特有のものです。
水中で暮らしている水生生物や殻に包まれているカタツムリなどは、角層がないため陸上の乾燥している環境では生きていけません。
ところが、肌のバリア機能は外部環境の変化(乾燥など)で低下することがあります。
肌のバリア機能が低下すると肌が乾燥しがちになり、かさつきやかゆみ、小ジワやハリの低下など様々な肌トラブルの原因になります。
肌の乾燥を防ぐためには、乾燥した室内を加湿したり、保湿剤が配合された化粧水や乳液、クリームなどを肌に塗りましょう。
また、肌の乾燥がひどくなるとヒビ割れやあかぎれしてしまい、本来肌の内部までは浸透していかない物質が侵入し、アレルギーの原因にもなります。
なので、肌の乾燥を防ぐ保湿ケアはとても大切です。
STEP.3UV防御ケア:肌を紫外線から守る
紫外線(UV)は太陽の光に含まれる目に見えない電磁波の一種で、波長によってUV-A、UV-B、UV-Cなどに分類されます。
最も生物へのダメージが大きいUV-Cは、オゾン層で守られているため地表までは到達しません。
ところが、UV-AとUV-Bの一部(UV-Aは0.55%、UV-Bは0.05%)は大気を通過し、地表に降り注いでいます。
肌がUV-Bを浴びると、肌に存在するメラノサイトという色素細胞がメラニンを作り出し、紫外線によるダメージから肌を守ろうとします。
このメラニンは黒褐色をしているため肌が黒くなり、過剰にメラニンが作られるとシミの原因になります。
また、UV-Bは細胞のDNAを傷つけて皮膚がんのリスクを高めてしまいます。
一方、UV-Aは肌の奥深い部分(真皮層)に作用し、肌の弾力を保つ働きのあるエラスチンなどの繊維タンパク質を壊してしまいます。
肌の弾力が失われると、ハリの減少やたるみ、深いシワの原因になり、肌の老化を促進します。
なので、帽子や日傘などで直接日光を浴びるのを避けたり、日焼け止めを使って肌を紫外線から守ることが大切です。
以上、今回は基本的だけどとても大切な3つのスキンケアステップについてご紹介しました。
次回以降、おすすめのスキンケア方法や肌悩みの対処法、美容情報などお伝えしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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