帰国時恒例の春草 

 

 

 

一時帰国の時は

スーパーのお惣菜であっても

日本のご飯が嬉しくて安くて

買いに行くことも結構あるのですが

(日本に住んでる時は買わなかったのにキョロキョロ)

 

やっぱり本物の和食もいただきたいので
必ずお料理 春草さんへお邪魔しています
 
 
今年はお正月気分真っ只中の1月6日のお食事でした
 
 
 
和食だとヱビスのイメージなのでまずはヱビスビールを生ビール
うすはりのビールグラスで「おビール」の佇まい
 
 
 
 
一品目は、新筍、山東菜、焼き椎茸、蕪、に出汁のジュレ
初めてお邪魔した時にお出汁に感動したことを思い出します
初筍!
とはいえ毎年一回くらいしか食べられてないませんが
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続いては

すっぽんとお豆腐の真薯に玉ねぎと卵

すっぽん出汁のコクで体の芯からあったまりました

 

 

 

そしてそしておせち風の八寸

 

八寸は春草さんで最も魅力的なところの一つです

 

タコの柔らか煮、鮑、菜の花、蓮根と小豆、京人参、くわい、

九州の車海老、鶏と山椒のつみれ、にしんの昆布巻き、

卵の焼きカステラ風

 

 

 

八寸からは日本酒へ日本酒

九竜頭、華やか〜

 

 

 

 

お作りは石鯛とイカ

白身好きとしては嬉しい

 

今回は鯛のトロ部分も出してくださいまして

これがまたいいとこ取りの美味しさでした

 

イカの包丁仕事が繊細で美味しいねっとり感を楽しめます

 

 

 

 

 

次のお酒は秋田の90%お米を残したお酒

ほとんど削っていないのに雑味はなく、お米の甘さが生きてます

おかずとお米のイメージでお食事に寄り添うお酒でしょうか

 

 

 

 

 

揚げ物は穴子

外の香ばしさの中からふわっと湯気と柔らかさが出てきましたニコニコ

 

 
 
 

3つ目の日本酒は

イギリス人の杜氏が作ったアルコール分20%のお酒

スコッチのようなのにやっぱり日本酒であるおもろさ

 

 

 

 

そして焚き物は牛と聖護院

 

牛をいただくのが久々でしたが

やっぱり牛は甘味と旨味が格別ですね

 

 

 

 

 

そして〆はにしんのたきこみごはん

お出汁がきいていて土鍋飯の歯応えがよいおねがい

一膳だけいただき、のこりはおにぎりにしておみやにおにぎり

 

 

 

 

 

春草では白味噌のお味噌汁が定番

これが意外と甘くはないのです

 

 

 

 

デザートはみかんのゼリーオレンジ

 

お砂糖は入れてないそうなのですが

みかんのほろ苦みも甘みが充分に感じられて美味しい!

みかんをそのままいただいてるように口の中に果汁がほどけました

 

 
 
 
この日もお腹いっぱい美しい和食をいただきました

 

 

 
ニュースや新聞でも見聞きするところによると
日本へのインバウンド需要において
中国人がコロナ前のレベルの戻りきっていないのと同時に
東南アジアからの観光客が増えているとのことでした
 
実際に見ると確かに東南アジアの方々が多くなっていました
 
 
このところの円安と各国の物価高騰で日本旅行が安くなったのでしょう
 
 
マレーシアに住んでいた頃の現地の物価は
ざっくり日本の1/4でしたが
今は1/2くらいの感覚で

物によっては日本と変わらないものもあります

 

30年前頃の日本へ

出稼ぎに行っていたというマレーシア人に沢山会いましたが

今は日本へ出稼ぎには行きません
 
私自身マレーシアの銀行におきっぱなしにしている預金が
この2年間に円換算で25%以上増えてます(利息でなく円安で)
 
日本人がかつてベトナムやタイへ旅行して
かわいい雑貨や美味しいローカルフードを
安く楽しめて感動していたあの感覚が
今の日本へのインバウンドなのかもしれません
 
 
日本に関心を持ってくれて楽しんでくれることはとても嬉しいけれど
ちょっと切ないというか焦る気持ちも否めません…