私が小学生の時にアニメが始まり、ハマって原作も読むようになり、それからずっと大好きなるろ剣。


当時一緒にハマっていた幼馴染と一緒に観にいきました。


おそらく人生で一番ハマった漫画。好きすぎて、台詞覚えてるくらい。

なので、おそらく辛口コメント。


以下、ネタバレ注意です。



【京都大火編】


何故かもう神谷道場に数人門下生がいる。

両親も他界してて、一人になることへの恐怖がある薫

剣心が京都に旅立って、置いてかれた薫の寂しさ現すためには、まだこの段階では門下生いらないのでは。

(弥彦の存在は原作でもある通り、忘れられたていで)


トマト丸かじり左之助。前作の生卵丸呑みといい、こういう食いしん坊キャラなのね。


宗次郎の大久保卿暗殺シーンは、笑顔で「だそうです♪」短刀でブスッ!が

彼が笑って人をヤレるってこと現すには重要なとこなのに。なかったね。

でも神木君やはりはまり役だね。


剣薫のお別れがまさかの昼!

ここはアニメの蛍のシーン採用して欲しかったなぁ。

しかも薫が泣き崩れない。寝込まない。恵さんの叱咤がない。

これじゃあ、本当に悲しいの?と疑ってしまう。


でもただせめて、剣心は薫にだけお別れを言ったってことを強調して、弥彦か恵か左之助かに

「お前との別れが名残惜しかったってことじゃん」発言を言わせても良かったんでは。


後編もだけど、本当に剣薫の絡みが少ない。

アクション映画だから仕方がないのか。


操が京都弁!

でもまぁよくよく考えればそうかも。

朝ドラで見ててこの子、たおちゃん(漢字が分からない)は割と好きな女優さんです。


操の滝ジャンプ、「一番思っている人を忘れることのどこが幸せなのよ!」はカットですか。

私、京都への道中にこの操の台詞があったからこそ、剣心は京都まで追っかけてきた薫受け入れてくれたと思うんですが。

まぁ受け入れたと言っても、半分は怒ってたらしいですが。

半分怒りが全怒りになってたかもしれないと思うくらいあのシーンは重要だと思うんだよね。


そして、新月村

やっと出てきた、剣心の立ち回りシーン

いやぁ、佐藤健君ほんとよく動けますね。


栄次の演技が、子役の子が上手かった。

剣心の「兄のようになるでござるよ」の台詞はそのままで良かった。ここ一番泣けた。


宗次郎との初戦ですが、間合いが近すぎるのが気になる。

そして、腕組んでグルグルグルの立ち回りは遊んでいるようにしか見えない。すみません。


逆刃刀折れてから剣心へこみすぎなのか、その間、隙見せすぎだよぉ。

斬られちゃうよ。

葵屋到着

翁への頼みごとに、人探しは新井赤空だけ?師匠は?


伊織ちゃんがまさかの乳飲み子。

ごじゃる~!聞きたかったな。


風車持って笑顔で小走りする剣心可愛いな!


いやぁ、長かった張との戦い。

この戦いで一番かっこよかったのは、剣心の刀キャッチ!ここ何回も見たい。

この張役の俳優さん、三浦なんちゃら君は初めて見たのですが、上手かったー。

目だけで演技してた。

張にハマリ役でしたね。関西の方なのかしら。


そして、もう薫と弥彦到着!驚く剣心。

さらに刀が逆刃刀で二重に驚く。

ここ台詞のない表情だけの演技だったけど、上手かったわー健君。


問題の蒼紫さんですが、剣心に会ったこと無いよね、逆恨みして、探し続けていると。

観柳編で登場させなかったんだから、まぁしょうがない設定ですね。


京都大火シーンは、炎のやぐら?山笠?がすごかったーCGじゃないですよね。熱そうだ。

ここのシーン見て、あぁそっかサブタイトル京都大火編だと思い出す。


剣心も薫殿も白い着物に1つ結びなので、パッと見、どっちか分からなかったのは私だけでしょうか。


ダミー志々雄軍団は失笑でした。すまん。


しかし武井咲ちゃん可愛いわ。

一生懸命戦っているところとか、健気。


途中剣心が助けにきてというか明らかに様子見に来て、薫と無言で見つめ合ってるシーン、なんか中学生みたいなんだけど笑

なんで2人ともこんな不器用に描かれてるんだろ笑


蒼紫と翁とやり合う場所がまさかの葵屋。

一緒に観にいった友達と、蒼紫が操に言う「失せろ」の台詞なかったね言ってたんだけど、

場所が操ん家なのに失せろはないかーと後から爆笑したものです。


そして、薫ちゃん拉致。何故?


でも、追う剣心かっこよかったわー。

宗次郎の馬を剣心がよけるシーンは、アクション監督が絶賛してた佐藤健君が失明覚悟で挑んだというギリギリまで待ってよけるという役者魂のシーンですね。

いやすごいわ。


予告でもメイキングでも見た屋根ダッシュはここですね。

まさか薫を追うシーンだったとは。

馬に乗ったけど、剣心そのまま走った方が速いんじゃないのっていうくらい速い笑


あっというまに大阪湾に浮かぶ煉獄に到着したけど、実際相当な距離よね?


まさか煉獄がCGじゃないとはね。

5ヶ月かけて作り上げたセットと後から聞いてビックリしました。


で、忙しいね剣心。着いてすぐそこらへんの敵を倒す倒す、あれ?そこらへんの敵に鎌足っぽい人が。

志々雄ともなにげにもう一閃交えてるし。


ここで薫殿登場。

拉致した理由が、剣心を怒らせるためっぽいが、それじゃあ前作と同じ。刃衛と同じ展開じゃん。


志々雄「見破るとはさすが先輩だな」って、いやいや薫殿追ってきただけです。(見破ってはいたけど)


でも人質海落下。何故?


剣心の薫殿ぉー!があっぷあっぷで言えてないのが可愛いと思ってしまいましたが、

このシーン、インタビューで「大変なシーンは?」であがるくらい大変で、溺れかけたそうじゃないですか健君。


そして、ナゾの男に拾われて前編終了。


公開までの1ヶ月半長く感じました。

私の感想も長いー。


【伝説の最期編感想】


子ども時代の剣心からか。


龍馬伝のイメージが強い2人だったので、龍馬が以蔵より強く見えるのか心配してたんですけど、福山氏良かったです。

強かった。


原作は師匠「この目は変わってない」と剣心の少年のような眼光を密かに褒めるんですが、

「いつまでも墓しか掘れないガキ」となじりますか。


そんなこと言われちゃうくらい、この映画で剣心一番の落ち込み時期ですかね。

佐藤健君の涙が綺麗。あんなに綺麗に泣かれたらドキトキしちゃう。


でもみなさん言うように、修行のシーン長すぎましたね。

私の好きな「春は夜桜~」の台詞があってうれしかったんですけど、後の詰め込みを見てしまったらいらなかったわ…。


うーん、剣心、海に落ちた薫を助けられなかったことで、もしかして、人誅編の「俺はまた大切な人を守れなかった」に繋げるというか、混ぜるのか?とちらっと思いましたが、そんなことなかったですね。


3日寝てたと聞かされただけで、諦めるものなのか。

操から無事って聞いただけで、会いに行かなくてもいいんだ?


本当に剣心と薫のシーンが雑で残念。


翁、師匠の居場所、聞かれてもいないのに知ってたんですね。

そして、その怪我でどこへ行くー?


蒼紫と剣心ようやくはじめまして。

嬉しそうだね蒼紫。みなさん言うように本当ストーカーにしか見えない。


400手と言われる殺陣のシーンは迫力あった。

勝って剣心の「拙者はいつまでも待ってる」的なシーンはかなりドヤ顔でしたね笑


で、まさかの翁逝去。

えー?と思いましたが

葵屋で目覚めた蒼紫と操のシーンがなかなか良かったので、翁の死はまぁこれで良かったのかなと。


だって、翁が居なくなってから、葵屋と操を支えなければいけないのを、蒼紫がやってくれたのかな、と前向きな想像が出来るから。


操が原作よりも大人ですね。


そして、ここからの展開が一番理解が出来ませんでした。


なんで薫と弥彦は先に東京に?剣心待たなくていいの?


で、剣心が先に東京に着くし。


恵がなんで「これ(赤い着物)を着なさい」と命令口調?


薫のお父さんの着物なのに、なんで恵さんが勝手にそんなこと言うの?


ここ薫でよくない?


どうしても蒼井優の出番を作るために無理やり作ったシーンにしか思えません。


そういえば、前作の「剣心を追ってこの薬を渡して」の伏線は?薬どこいった?


警官たちが道場に押し入るシーン、恵を守るのがかっこいいけど


ここ薫でよくない?(2回目)


で、剣心の逮捕、処刑。


同時に明治政府の悪行をさらけだせと志々雄様おっしゃってましたが、


そんなことして民衆の支持が欲しい人ではない。


それをのむふりをして、あの茶番する必要ある?


剣心の処刑を志々雄じゃなくて方治が見に来たのは誤算だったのかもしれないけど、どうして志々雄の煉獄に乗り込むためにそこまでしなきゃいけないんですか?


そんなに志々雄と戦うまでが大変ですか?


原作ではアジトの迷宮を由美さんが案内までしてくれる、むしろ招待してくれてるんだよ。


前作で剣心怒らすために、薫拉致した意味がますます分かんない。


で、普通に小船漕いで乗り込むんだ。


乗り込む前に、薫と何かしらやり取りあるのかと思ったけれど、それも無し。


私、るろうに剣心京都編の名言というか、キーワードは


「弱肉強食」「生きようとする意志は何よりも強い」「みんなで一緒に東京に帰ろうね」


だと勝手に思ってるんですが。最後の無しですか。


剣心と薫なんの約束もしてませんけど。


どうやって剣心立ち上がるの?


安慈と左之助の戦いがもはやコメディ、十本刀の説明という役割を与えられ

コチョコチョ、股間カーンされる、安慈が哀れすぎた。


笑ってる人いませんでしたよ、ほぼ満席だったけど私が観た回では。

ほんこんさんのサプライズ登場がみんな一番ウケてたよ。


いつの間にやら宗次郎と剣心の戦いスタート。

前編であれだけ逆刃刀・真打に時間をかけたのに、

「今度の刀はいい刀ですね」的な話は一切無しなのね。


宗次郎は「弱い人を守るっていう、あなたが強い意味が分からない」って精神崩壊するんだよ?

剣心に足ボコボコやられて、縮地が出来なくなって、あれ?あれ?→やられる。→精神崩壊じゃないんだよ。狂ったまま終わらせないでよ。


精神崩壊→決着→真実は?っていう流れなのに。


そして、親玉、登場。ラスボスなんだからもっと凝った演出あってもよかったのでは。

普通に志々雄様登場。


みなさん言うとおり、4対1は卑怯でしょう。


剣心がやられて、普通に立ち上がるし、みんなでかかっていってもみくちゃなのに、

由美が「やめて」って来る時になると何故か剣心一人になってて、剣心一人が志々雄いじめてたみたいになってるし。


何故か由美さん斬られて剣心に抱きつくし。そっちじゃないって笑


方治はいつのまにか居なくなるし、蒼紫はいつの間にか現れるし。


「俺にはまだ俺の帰りを待っていてくれる人がいるんだ」の台詞なしに、剣心死の淵から甦るし。


いやそもそも死の淵いってないか。


左之助といい、みんな不死身。


燃える演技は藤原竜也さすがです。上手かったなぁ。


剣心は「さらばだ」とは言わないと思う。不自然。


再び小船に乗って砂浜へ。


伊藤博文、警官たちの敬礼が一番いらない。


今回、剣心の戦う理由がテーマになっていますけど、明治政府に感謝されるために戦ったみたいになっている。

ここのシーンが一番BGM盛り上がってましたけど、違うんだよ。それで一件落着では決してない。


へんや、鎌足、宇水の死体が転がる砂浜。煉獄沈没ってことは、宗次郎や安慈も死んだのかな。

十本刀、一番の活躍は張でしたね。


最後、剣心の思わぬプロポーズでオチ。

剣心と薫があまりに描かれなさ過ぎて、剣心どこでそう思ったの?と疑問が。


俳優及び監督、スタッフが物凄くこの作品を大事にしていること、入れ込みは半端ないことは伝わってきます。

俳優たちと、アクションとワンオクは素晴らしい。


でも脚本と編集が残念でした。


ただ、ずっとファンだった漫画を15年経った今、こんなに盛り上げてくれて、思い出させてくれて、そこは感謝します。


これだけ辛口で嫌味に聞こえるかもしれないけど、楽しかったです。

多分後編、あと1回は見るかもしれない。


るろうに剣心はやっぱり名作ってことです。