「ピコン♪」

彼からLINE。


「着いたよ(^^)どの辺?車は何?」


そういえばお互いの車、確認してなかった。

彼の車はプリウスっていうので、キョロキョロ見渡して探してみた。


んー。

こんな広い駐車場なのに、偶然にも斜め前に停まってる(((o(*゚▽゚*)o)))


わたしから彼に

「発見しました!これから出陣します」

ってLINEをした。


…心臓の鼓動がうるさいくらい。

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ


斜め前に、彼がいる(//∇//)


恥ずかしくて車を見れない(//∇//)



彼からまたLINE♪

「まだ?どうしたの?」


えーい!


意を決して車から出る。

そのままプリウス目掛けて歩き出す。

プリウスの中の男性の視線をいたいくらい感じる。


あまり見られたくない私は小走りでプリウスに向かう。

助手席のドアを「コンコン」ってノックする。

彼がこちらを覗きこみ、ニッコリ笑った。


大きく深呼吸してドアを開ける。


わたし「は、は、は、はじめまして!りんです」

彼「あははは、緊張してるね!どうぞ」


いっくんの車にとうとう乗り込み、
いっくんにとうとう対面してしまった!


はぁ〜〜♡


しばらくは恥ずかしくて顔を見れなかった。


彼「こっち見て。顔を見せて」


・・・


恥ずかしくてうつむく私。


いっくんは、ちょっとだけ笑って両手で私のほおに触れ、無理矢理顔を自分に向けた。

そして

彼「りん、かわいい。会いたかった…」


って言った…