山野井昇の未来紀行

山野井昇の未来紀行

日々の出来事や、先進の医療、健康、美容分野のトピックスについて感じたままを文字と画像にしてアップしていきます。



数日前、私の好きなシリーズ「ジュラシック・ワールド/炎の王国」がテレビ放映され楽しく観賞した。

新型コロナウイルス感染拡大の暗いニュースが多い中で、いささか心身とも疲弊している昨今だが、一時の清涼剤になり気分転換できた。

内容は、古代恐竜と遺伝子組換え、先端科学を織り混ぜ、さらに恐竜ビジネスを企む現代の社会風刺的ドラマの展開だった。

思えば、昔から私が好んで観る映画のジャンルといえば、宇宙、恐竜、古代遺跡、探検などスピルバーグ監督のSF作品が多い。これは少年期から今に至るまで変わらない。

ところで最近の新型コロナウイルスの感染拡大によって除菌や抗ウイルスなど、人々の健康への関心はひときわ高まっている。

そもそも「ウイルス」と「細菌」は別物だが、先日、ふと新聞に掲載されていた記事に目が止まった。

それは「微生物、海底で1億年生存」の見出だ。


参考:海洋研究開発機構からの写真資料

内容は次のようだ。

―海洋研究開発機構と高知大学などは、1億150年~430年前にできた南太平洋海底下の地層で微生物を見つけ、その8割程度は栄養を与えれば増殖できる生存状態にあるという。

これは科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表されている。

ー微生物は普通化石にはならず海底下深く閉じ込められたまま、この間、生き続けてきたとみられる。
恐竜のいた白亜記から猿人がいた時代に当たる大昔の微生物で、酸素を必要とする微生物の仲間らしい。

また、ニュージーランド東方の水深約3700~5700メートルの海底数ヶ所で、地層を採掘し、細かい粒子でできた粘土の中に閉じ込められるように微生物が存在していることも分かっている。

これが今も生きているのか、化石なのかを確かめるために、餌(エサ)となる酸素や糖などを与えて観察した。

実験開始後3週間で、微生物は餌を食べ始め約2ヶ月後には最大で1万倍以上に増えたという。

細胞分裂は餌を与えてから平均5日で始まった。酸素なしの場合は、餌をほとんど食べず増殖しなかったという。

驚くべき微生物の生命力だ。

私の著書「生命の陰陽学」にも紹介してあるが、古代蓮(ハス)も数千年を経て、泥中に美しい花を咲かせる。

また私の主催する学会での特別講演テーマ「微生物が発電するメカニズム」も話題になった。

さらに近年、ノーベル賞を受賞したわが国の大村智博士は、わが国のゴルフ場の土壌からマラリア根絶の画期的な治療薬「イベルメクチン」を開発し商品化したことは有名だ。

これも微生物の力を借りた大発見だ。

今、「イベルメクチン」は新型コロナウイルス治療薬としての活路も検討されている。

ところで振り返ってみると、これらの話題に共通しているのは、「微生物と海底、泥、土壌、粘土」などだ。

私流に言えば、地球の地下資源に含有する元素で一番の「酸素」の次に多いのが「珪素(ケイ素)」である。

今や新型コロナウイルスは世界中に蔓延し、多くの犠牲者を生み出し、一向に衰退の兆しを見せない。

恐竜滅亡の原因、地球環境の生い立ち、酸素と水素、現在社会の抱える地球温暖化、異常気象、新型ウイルスの発生、これらのテーマは個々のものではなく、総てが太陽系と地球生態系のループで繋がっているとみる識者も多い。

私は最近の伝染病、感染症、各種ウイルスと人類史を学ぶにつれ、未来延々と続く時間軸のスタートとなる「原始」と、地球上の生命誕生から始まり、生物進化をとげ、形成した人間細胞に由来する量子物理軸「原子」の視点、さらには未踏の自然環境に生息する各種各様の生物種族、その交配で生まれる遺伝子の憑依など多次元からの観察と考察が必要と思っている。

ウイルスも細菌も微生物という地球上の生命体であり、長い年月の環境変化の中で自分の安住の地を見いだした。しかし自然破壊でその安住の環境を追い出されると行き場を失い、必死に自分の種族維持の環境と要素を取捨選択し、自己の遺伝子を変異させて場に適合させてくる。

今日、人間にとって相性が悪く変容した遺伝子を持ったのが新型コロナウイルスなのだ。

この戦いは他のウイルスと比べて少々厄介なものになるだろう。

社会がこれだけ高度に情報化し、また機械化した現在、いま急務なのはワクチンなどケミカルな薬剤の充実に違いない。しかし、それに加え、やはり重要なのは生命の原点に帰り、大自然に具わる太陽や空気、水、土壌の秘められた力の存在、言葉を借りれば、もう1つのファクターXの再発見と理解ではないだろうか。 昔から嫌われたオゾンも紫外線も、また電荷イオンも、陰陽、善悪の性質を兼備する。

要はそのエネルギーの使い方である。

ともに宇宙と自然界にあまねく原始的で原子的なファクターXであることに違いない。