アイドリングストップ車に普通のバッテリーは使えないのかという疑問。 | 2018年購入の N-WGN を自分なりにドレスアップ。

2018年購入の N-WGN を自分なりにドレスアップ。

2018年に購入した N-WGN を、自分流にドレスアップしていく内容を、詳しく紹介しています。
作業内容は、写真等を可能な限り使用して、解り易くまた詳しく紹介していきます。
最近は、子供のオートバイを借りて、ドライブしたりメンテナンスもしています。

私の愛車は、ホンダ N-WGNという軽自動車なので、アイドリングストップ
対応車です。
車が信号待ちで停車中等、自動でエンジンを停止させ、無駄な燃料の消費を
防止し、出来るだけ低燃費となるように働く機能として、アイドリング
ストップ機能を搭載しています。
しかし、このアイドリングストップ機能は、事実上機能しないように設定が
してあるので、納車時の初日以外は、1度もアイドリングストップ機能を
働かせた事はありません。
アイドリングストップ機能を働かなくしてあるという事は、通常のアイドリング
ストップ機能の無い車と、何ら変わりはありませんよね。
駐車場にて乗車した時に、エンジンを始動させた後は、目的地に到着して
車を駐車場に止めて、降車する時にエンジンを停止させるまでは、1度も
エンジンの再起動等は、行う事がありません。
つまり、アイドリングストップ車ではない車と、全く同じ使い方しか、
していない事になります。
それでは、アイドリングストップ機能が働かない私の愛車に、ごく普通の安価な
バッテリーが使用出来ないのか?
という疑問が常にあるわけです。

有名で高性能な普通一般車用のバッテリー。


そこで、可能なのかどうかを、詳しく調べてみる事にしました。

先ず、アイドリングストップ車ではない、普通の車に搭載されているバッテリー
では、充電の仕様に、大きな違いがある事が解りました。
例を挙げると、エンジンを始動させる時に、セルモーターを回して、エンジン
を始動させますが、このセルモーターを動作させた時に、バッテリーから大量の
電気が使用され、大量に使用された分の電気が、バッテリーから減ってしまう
事になります。
この減った電気の分を、普通の車で充電を行い、元の状態に戻るまでに
掛かる時間は、およそ30分と言われているそうです。
つまり、普通の車で行われている充電は、ゆっくり時間を掛けて充電される、
という仕様になっている事になります。
なので、普通の車に使用されるバッテリーは、このゆっくり時間を掛けて充電を
行う動作に、対応したバッテリーであるという事になります。
夏場にエアコンを使い過ぎて、バッテリーあがりを起こしてしまった場合は、
短時間で充電を行う急速充電を、行う時がありますが、この急速充電は、
普通のバッテリーで行うと、大きな負担を掛ける事になり、これが原因となって、
劣化する事になるので、頻繁に(或いは何度も)行ってはいけないという事に、
なっているそうです。
この、普通車用のバッテリーでは、急速充電を多用してはいけないという事が、
バッテリーの劣化を招き、結果的に寿命の低下につながります。
ここが重要なんです。

では、アイドリングストップ車では、どのような充電が行われているのか、
という事になりますが、バッテリーの電圧や状態等を監視しながら、
この急速充電の動作が、行われているという事なんです。

有名で高性能なアイドリングストップ車用対応バッテリーの代表格でしょうか。


アイドリングストップ車では、信号待ち等で車が停車した時に、エンジンが
自動で停止され、発進するタイミングで、自動でエンジンの始動が行われる
仕様になっています。
つまり、エンジンの停止とエンジンの始動が、頻繁に行われる機能に対応する
ために、アイドリングストップ車では、急速充電の機能が搭載されていて、
この急速充電の方法で、バッテリーの充電が行われている、という事です。

ここまで読んでいただいた方には、もう既に何となく理解された方も多いかと
思いますが、アイドリングストップ対応車である以上、いくらアイドリング
ストップ機能を停止させているとしても、バッテリーの充電方法が、
急速充電の動作が行われる以上、安い普通のバッテリーは、使えないという
結果になります。
この急速充電の動作が要因又は原因と思われるのが、バッテリーのメーカーが
保証する期間が、普通のバッテリーでは3年保証されている商品があるのに、
同じメーカー製のアイドリングストップ車用対応バッテリーでは、製品保証
期間が2年と短くなっている事があります。
いくらアイドリングストップ車用に対応しているバッテリーといっても、
急速充電を多用する環境では、やはりバッテリーには大きな負担になって
いる、という事でしょうか。

では、アイドリングストップ対応車に、安い普通のバッテリーが絶対に使えない
のかと言えば、使えない事はないかも知れませんが、急速充電を多用する
アイドリングストップ対応車では、著しく寿命が低下して、本来の使用可能
なバッテリーの使用期間を、大幅に縮める結果になる可能性が、非常に高い
という結果になります。

例えばの話しになりますが、アイドリングストップ車用対応バッテリーが、
寿命で1回交換する期間の間に、普通の安いバッテリーを使用した場合、
何回交換するハメになるのか、という事を考えれば、これは本末転倒であり
問答無用で、アイドリングストップ車用対応バッテリーを選択する以外に、
選択肢はない、という結果に至ります。

アイドリングストップ対応車でも、私のようにアイドリングストップ機能を
停止させて、使用しているような使い方では、逆に急速充電を必要以上に
させない効果も期待出来るのではと考えられますので、現在使用中のバッテリー
の寿命が、アイドリングストップ機能を使用されている方より、結果的に長く
なるのではないかと、期待しています。
通常の使用では、アイドリングストップ対応車のバッテリーの交換時期は、
使用頻度や環境によって変わるので一概には言えませんが、メーカーの保証
が『18ヶ月または走行3万km』と言われていますので、この時期を越えれば、
バッテリーが弱いなぁと感じるようになったら、一般的には交換時期と言える
のかも知れませんね。
私のように、アイドリングストップ機能を停止させて使用している車では、
交換時期はもっと先になるのではと、淡い期待はしています。
まぁ、車の使い方次第で、大きく影響を受けるバッテリーなので、必ずしも
当てはまるとは言えませんが、私の場合は十分に期待出来ると考えております。
余談ですが、私の愛車に搭載されている今のバッテリーの使用期間は、納車されて
から約2年半といったところですが、弱っているかなと感じた事は1度も無く、
約6か月後には、車検前点検を受ける事になるかと思いますが、この時に
バッテリーのチェックも行われると思います。
このチェックの時でも、私の愛車では、問題無いと判断してもらえるのではと
思っております。

世の中には、アイドリングストップ対応車が多くなった事により、アイドリング
ストップ車用対応バッテリーが、以前よりかなり安価に入手出来るようになって
来ています。
そうなれば、もう普通の安いバッテリーを選択する理由もありませんし、今後も
安心して寿命まで使用可能な、アイドリングストップ車用対応バッテリーに交換
する事が、結果的に安価でしかも安心して使える、という結果となります。

私が今の愛車であるホンダ N-WGNを購入した頃は、まだアイドリングストップ
車用対応バッテリーが、まだまだ高価な時期でしたが、現在なら、当時と比べて
半額以下ぐらいでも、購入出来るようになっています。
普通車用の安いバッテリーとの価格差が、かなり縮まって来ている以上、
アイドリングストップ対応車には、アイドリングストップ車用対応バッテリーを
選択して購入する、という事が、最善の選択となります。
という事で、アイドリングストップ対応車と、普通車用の安価なバッテリーに
付いて、今回はご紹介させていただきました。
私のように、疑問を持っておられる方に、少しでも良い情報になれば、幸いです。