続き
昨年は泣きながら運転した道のりも、
この日はなーくんと2人で
おしゃべりしながら目的地へ向かえた。
行く道中、なーくんは
2回、たっくんのことを聞いてきた。
「おとは、なーくんのおとでしょう?おとは来ないの?」
「おとはいないねー、こないの?」
と。
私はいつもその返答に困る。
でも、取り繕ってもダメと思い
「うーん、会いたいね」
「そうだね、会いたいね」
とだけ、返答する。
今日は2回聞いてきた。
聞かれること自体は久しぶりだったし、
1日で2回も聞いてくることはなかった
なーくんなりに少しずつ
何かを感じているのでしょうか。
いつかちゃんと伝えなければならない
とわかっている。
(なーくんは1歳8ヶ月の頃にたっくんとお別れしたので、亡くなったことをわかってないし、動画や写真でたっくんとなーくんのじゃれ合いを見てるので、いつか会えると思っていると思います。)
どのタイミングなのか
どのタイミングなら分かるのか…
ずっと探ってた。
まだ決まってないけれど、
4歳頃かなと考えてる。
どうなんだろう…。
海に到着して、
いつもの駐車場に停めて
お砂場セットやシートなどを持って
向かった。
なーくんはとても楽しんでくれて
初めは砂でお山を作ったり貝殻を集めたりしたけれど、最後には全身濡れて、
砂浜で寝転がって遊んだ。
もちろんそうなると想定してた
可愛い可愛いなーくん
想定通りにしてくれた
そして、下に添付した写真を
お義母さんに見せると
波を見てるサーファーみたい
と言った。
そうだね。
たっくんもそうやって波の様子をみて
どんな波なのか
どのポイントで入ろうか
してたもんね。
なーくんもそんなふうに見えるよ。
たっくんみたいに。
続く
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