おじさんが住んでいる近くの
恩田川沿いの桜
、を眺めながらの散歩の途中、遊歩道で
鳴かない、逃げない スズメ が目に入りました。
そう云えば最近、雀 の群れが見かけなくなったなぁ、と気が付かされた一瞬でした。
皆さんの所では如何ですか?
振り返ると、昭和の 40~50 年代の頃はまだ、
スズメ の鳴き声「チュンチュン♪」で目を覚ましたものです。
そもそも スズメ は、人間と共存する動物で、巣を作る場所も人間の生活環境に密着しており、
地上 2~3m と言う非常に人間の生活圏内に近い場所に生息する動物でした。
ところが、そんな愛くるしい スズメ は、なんとここ 20 年足らずで最大 80%、半世紀前との比較では 90% も減少しているそうです。
一体 スズメ はなぜ減ってしまったのか?
・天敵のカラスが増えた。
・日本瓦の屋根が減り、スレート風の隙間の無い屋根になった
・スズメが巣を作る場所が減った
などが考えられます。
いちばん大きな原因は、人間のライフスタイルの中に スズメ が介在する必要性が薄れたから、
ではないでしょうか??
家の造りも スズメ が住み着けない造りになった=人間側が無意識に スズメ を排除してしまっている、と言う事!
人間がスズメたちを知らず知らずのうちに遠ざけてしまった結果、スズメ も人間のライフスタイルには馴染めなくなったのかなあ…と!
スズメ が減った反面、カラスが増えた背景には、
学習能力のあるカラスにとって暮らしやすい環境になったことが考えられます。
なぜならカラスにとって、苦労せずして生ゴミにありつけるからです。
視点を変えると、ゴミの搬出マナーを守らない人が増えた、とも言える訳ですね!
鳴かない、逃げないスズメたちを見て、人間のエゴについて考えさせられた花見の一時でした。