以前、

「本当にやりたいこと・やりたい道に進むには、かならず恐れが伴う」

と、言っている人がいました。




それを聞いたときには
「ん?どういうことだろう?」と思ったし、
「いやいや、本当にやりたいことなら、恐れなんてナイでしょ~歩く」と思ったのですが、


先日、彼女の言っていていた意味が
ハッキリとわかりました。




* * *




わたしは11月1~7日まで、
リズブルボーのワークショップに参加してきました。


7日の朝、
ホテルを出ようとした瞬間に
どうしても書きたいことが出て来てしまい、


チェックアウトまであと2分という時間だったにもかかわらず、
わたしは心のままを携帯に入力し、
そのまま急いでフロントへと向かいました。


それから
表参道から羽田へと向かう
リムジンバスの中、


「ふむふむ、なかなかイイ文章だわ~」とか思いつつ、
「これをそのままFacebookにアップしようかな~」
と思ったのです。


わたしはあまりFacebookが得意でないので、
書くことによる他の人からの批判が怖かったのですが、


「わたしは心のままを表現していこう」と
11月3日新月の夜に決めたので、
えーーい!と思って、アップしました。


そうしたら、その次の瞬間・・・
「怖い、怖い、怖い・・・」と思うと同時に
猛烈に気持ちが悪くなり、


わたしが心のままを表現することで
誰かを傷つけてしまうのではないかということが
とてつもなく怖くなったのです。


即効、削除したいとも思ったのですが、
「大丈夫、大丈夫」と思いながらそのまま過ごそうとしたら・・・


どんどん気持ち悪くなって
あぶら汗が出て・・・
やばい・・・やばい・・・やばい・・・と思いながら
わたしはバスの中でなんと倒れてしまいました。


ペットボトルを床に落とし、
バックも床に落とし。
お願い、誰か気付いて!と思ったけれども
誰も気付いてくれなくて。


運転手さんにバスを止めてほしいと思ったほど
どんどん気持ちが遠のいていきました。


でも、そのときに
思い出したんです。


「人は、泣いているとき、
その感情の中に入り込まずに、泣いている自分を観察できるといい」
ということを・・・。


だからわたしは
座席で一人、もがき苦しみながらも思いました。


「あぁ、わたしは貧血になっている・・・」
「あぁ、わたしは怖いんだ・・・」
「心のままを表現してしまうことが、こんなにも怖いんだ・・・」


そんな風に自分を客観的に観察していると
だんだんと気持ちも落ち着いて
なんとか起き上がることができました。




ハートこの経験でわかったことハート

わたしはむかしから、
「心のままを表現したい!」と誰よりも思っていたのに、
心のままを表現してしまうことが、こんなにも怖かったんだ。


本を書きたいとか
作家になりたいとか、そういう形あるものを目指すのではなくて、
魂が本当に望んでいることはなんだろうと思ったときに
わたしが本当にやりたいことは
「心のままを表現すること」。


その手段はなんでもよくて、
ネットでもノートでも、脚色せずに書けることが何よりも心地いい。


でも、誰かに見られるときには
いつだって脚色していた。
ちょっと変えたりして、誰も傷つかないように。
誰からも批判されないように。
ずばりと言ってしまうことが怖かったので、いつも湾曲させていた。


でも、そんな風に書いたものには
ぜったいに自分が満足できない。
そりゃー、そうだよね。
心のままを書いていなかったんだから。









わたしは、バスの中で倒れてしまったけど、
気分が戻ったときには、
まるで覚醒したみたいな気持ちになった。


怖い・・・
こんなにも怖いんだけど・・・
その恐れとともに歩んでいけばいいんだね・・・!!


そんな風に自分自身にエールを送ることができたとき、
これからはもっともっと楽に
自分が進みたい道に進めるのだな、とわたしは初めて確信することができたんだ。




だから、彼女が言っていた意味が
いま、ようやくわかった。

「本当にやりたいこと・やりたい道に進むときには、絶対に恐れが伴うから」









成功という言葉の意味が、
「魂の望む方向に進むこと」だとしたら、

わたしは、失敗することが怖かったんじゃなくて、
成功してしまうことがこんなにも怖かったんだ!!

そんな感情をわたしははじめて知って、はじめて抱きしめることができたのですハート




nina*