私の中にはいろいろな人格がいて
どれもワタシで、ひとつとしてワタシでないはずはないのだけれど、
相手によって、場面によって、
いつも私は ”いろいろなワタシ” を使い分けていた。




U子の前で
Y子の前で
KYOちゃんの前で、というように。




それは、オットの前でも母の前でもおんなじで、
TPOに合わせた自分を演じることが
もうずいぶん前から「私の当たり前」になっていた。




でも、さっきようやく
気が付いたんだ。




それらすべてのバラバラになっていた私の中のすべての人格
はじめてひとつになって行く感じ。
統合された感じ。
融合されて溶け込んで行く感じ。




あー、これでいいんだと。
これがいいんだと。
はじめて私は、腑に落ちた。




バカ笑いしてても
くだらないことを言っても
真面目すぎる何かを口にしていても。
どれも私の中の一部であって、私の中のすべてじゃない。




マーブルのようにいろいろな色がぐるりと混ざり合い、
それは常に静かな波を打っている。
それが、ワタシの「色」なんだ。




nina*