負けず嫌い って、


長所なんだろうか?短所なんだろうか?


ふと、そんなことを考えた。 ←考えるの、好きね 焦る





負けたくない・・・


負けたくない・・・


アイツにだけは負けたくない・・・怒る





たまに 判定負け でもしようものなら


抑えきれない怒りが


これでもかとこみ上げる。





でもホントは、


相手のことが憎いわけじゃない。


おそらく、


相手に勝てない自分 が腹立たしいだけなんだけど


あの頃のわたしには 勝つということ


どんな意味があったというのだろう。









今なら


わかる気もするけれど、





もしも負けてしまったら


自分に「×」のレッテルが貼られてしまうのが恐くって





もしも勝てれば


その勝ちという結果を胸に


はじめて自分のことを認めてあげられる…


その材料が欲しかっただけ なんだ。





誰もわたしに挑んでなんか来てないし


完全なる一人試合なんだけど、





あの頃のわたしは


勝ちという証印 をひとつでも多く集めないと


自分が崩れていきそうだった。




それはまるで


麻酔が切れた患者さんが


はやくまた麻酔を打って!と暴れるように





はやく 勝ちの証印 を手に入れないと倒れるよ・・・あたふた


そんな無意識の感情の中、


ギリギリのラインで自分自身を支えてた。





ねぇ、みんなのまわりには


負けず嫌いな人っている?


カッコイイ負けず嫌いじゃなくて、痛々しい負けず嫌いね。





もしもいるなら


その人の心はもう、限界まで来ているかもしれない。


勝ちの証印 を集めたくて


そうやって自分を満足させたくて・・・今にも崩れ落ちそうな人なのかもしれない。









ふと気づけば


もう 勝ちの証印 をかき集めなくたって


ちゃんと愛せる自分はここにいるんだけど


あの頃のわたしにはそれがどうしても見えなかった。





勝たないとダメだと、思ってた。


勝ちという結果だけが欲しかった。





負けず嫌い という言葉に身を隠し


相手に勝つことで


自分を支えようとしていたわたしは・・・





ホントは誰からの愛でもない、


自分自身の愛が欲しかっただけなのかもしれないね



nina*