負けず嫌い って、
長所なんだろうか?短所なんだろうか?
ふと、そんなことを考えた。 ←考えるの、好きね ![]()
負けたくない・・・
負けたくない・・・
アイツにだけは負けたくない・・・
たまに 判定負け でもしようものなら
抑えきれない怒りが
これでもかとこみ上げる。
でもホントは、
相手のことが憎いわけじゃない。
おそらく、
相手に勝てない自分 が腹立たしいだけなんだけど
あの頃のわたしには 勝つということ に
どんな意味があったというのだろう。
*
今なら
わかる気もするけれど、
もしも負けてしまったら
自分に「×」のレッテルが貼られてしまうのが恐くって
もしも勝てれば
その勝ちという結果を胸に
はじめて自分のことを認めてあげられる…
その材料が欲しかっただけ なんだ。
誰もわたしに挑んでなんか来てないし
完全なる一人試合なんだけど、
あの頃のわたしは
勝ちという証印 をひとつでも多く集めないと
自分が崩れていきそうだった。
それはまるで
麻酔が切れた患者さんが
はやくまた麻酔を打って!と暴れるように
はやく 勝ちの証印 を手に入れないと倒れるよ・・・
そんな無意識の感情の中、
ギリギリのラインで自分自身を支えてた。
ねぇ、みんなのまわりには
負けず嫌いな人っている?
カッコイイ負けず嫌いじゃなくて、痛々しい負けず嫌いね。
もしもいるなら
その人の心はもう、限界まで来ているかもしれない。
勝ちの証印 を集めたくて
そうやって自分を満足させたくて・・・今にも崩れ落ちそうな人なのかもしれない。
*
ふと気づけば
もう 勝ちの証印 をかき集めなくたって
ちゃんと愛せる自分はここにいるんだけど
あの頃のわたしにはそれがどうしても見えなかった。
勝たないとダメだと、思ってた。
勝ちという結果だけが欲しかった。
負けず嫌い という言葉に身を隠し
相手に勝つことで
自分を支えようとしていたわたしは・・・
ホントは誰からの愛でもない、
自分自身の愛が欲しかっただけなのかもしれないね
nina*