税理士の篠田です。
今日は休みなので、来年の方針を考えていました。弊社は12月決算なので、新年に来年の方針を発表できるよう色々と考えを整理しています。
今日は現実を直視したちょっと怖くて面白くない話です。
○これからの社会の流れ
これからの社会の流れはどうなっていくのかなぁ。とぼんやり考えて色々と調べているとこんな記事がありました。
中小企業の社長の平均年齢は59.9歳らしいです。
↓帝国データバンクの2020年1月の情報です。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200108.pdf
2021年には平均年齢は60歳に突入するでしょう。
中小企業庁のホームページにも、これから事業承継が大変になるという書かれ方をしていました。
ネットに掲載されていた三菱UFJリサーチ&コンサルティングの記事によると2024年から本格的な労働人口の減少が始まるそうです。
(もうすでに日本は人口減少の流れになっていますが、今のところ高齢者や女性の社会進出によって労働人口はいまだ増加しているようです。)
こうなると今後10年で中小企業はとても厳しい状況になります。採用しても人がいない状況です。(特に新卒)今大企業はここを見越して社内の生産性を高めるための投資をしていますが、中小企業はどうでしょうか?
おそらく大部分の中小企業は生産性が低いままで2024年を迎えることでしょう。2030年2040年になった頃にはもう取り返しがつかなくなっているかもしれません。
まさに今、茹でガエルの状態に晒されているのこもしれません。
親族内承継が難しい企業も最近多く、中小企業でもM&Aを行う会社も一般的になってきていますので、中小企業のM&Aの流れはきっと大加速すると思います。
弊社でも今後M&Aをフルスペックで行えるように体制づくりをすることに決めました。
いい会社を絶対残す決意です。
厳しい現実ですが、生産性が高く、資本力もある大会社が、中小企業のお客様をどんどん取っていくことになります。この流れは、これからきっと中小企業に起こることです。
このコロナでその流れが加速しています。
ちょっと怖い話をしましたが、色んな調査結果を分析していると、どう考えてもそうなりそうなので、今から手を打っておくことをオススメします。
中小企業の経営者を支えるのは税理士です。一緒に考えますので、遠慮なくご相談してくださいね。