今日は6月定例議会の最終日で、議案の採決が行われました。
採決の結果、議案14件は全て原案の通り可決されました。


請願2件の内、手話言語法の制定を求める意見書の提出を求める請願に関しては、
全員賛成で可決され、無事意見書が提出されることになりました。
ご活動されてきた方々にとっても、大変良かったと思います。

もう1件の特定秘密保護法案の撤廃を求める意見書の提出を求める請願に関しては、
私が反対討論に立ちまして、特定秘密保護法案の必要性を述べました。


みんなの党は、特定秘密保護法案に関しては、
修正協議で与党に要求が受け入れられたとして衆議院では賛成、
しかし、国会運営の強引さに対する不満から参議院では退席という対応で、
その対応に対してはブレているとメディアから批判されました。

そもそも、みんなの党の政権公約に相当するアジェンダ2013には、
情報収集能力、情報漏洩防止策を強化と明記してあり、
特定秘密保護法案には概ね賛成の立場です。

昨年末のみんなの党の離党騒動の一因となった法案でしたが、
個人的にも、昨今の海洋事情を考えれば、
その運用には勿論細心の注意が必要ですが、
日本の防衛力を高める上で必要不可欠な法案であると思っています。

また議会閉会間際に、松坂喜浩市議会議員より辞職願が出されました。
議場では、私事の都合と議長からその理由が述べられ、
また、一身上の都合ということでご本人から直接お伺いしましたが、
詳しいご説明はありませんでした。
市長選挙に立候補される予定とお聞きしているので、
そのための辞職願であると思います。

結果は、辞書願は賛成少数で否決となりました。
私の所属する会派あおぞら5名も反対に回りました。

議員は、市民から貴重な一票を頂いて始めて、仕事をさせて頂けます。
そして、議員の仕事は、議会中だけが仕事という訳ではありません。

市長選挙に立候補された時点で議員は自動失職となりますが、
市長選挙立候補うんぬんは市民には全く関係ありません。

たとえ市長選挙に立候補されるとしても、
市長選挙立候補までに残された僅かな期間であっても、
市民から付託を受けた議員として、
最後まで議員としての職務を果たして頂きたかったと思います。
その点では、6月議会で一般質問をなされなかったことも残念でした。
ぜひ、議員としての立場ではありますが、
現職の森田市長に松坂さんご自身の考えを問いて頂きたかったです。

傍目からみますと、少しでも市長選挙の準備時間を確保するために、
今回の辞職願をご提出されたのでは、と思ってしまいます。
ご自身の全てをかけて東松山市、市民のために、
現在の市政を変えるつもりで立候補を決意なされたのでしたら、
3月末の立候補表明をなされた時点で、
市民に対して辞職する理由を正々堂々ご説明された上で、
辞職されたほうが良かったのではないかと思います。

ご本人はとても性格の優しい方だけに、
この様なご判断をなされたことは非常に残念です。
なお、4年前に市長選に立候補された時は、自動失職されたとお聞きしました。

6月議会も閉会し、いよいよ東松山市は市長選挙に突入します。
繰り返しになりますが、4年間の東松山市政の在り方を決める大切な選挙です。
現職の森田光一市長と松坂喜
浩さんとの一騎打ちになることが予想されます。
政策を戦わせ、大いに盛り上がる選挙になればと思っています。