東松山市役所前の淡墨桜が青い空に映えた今日、
私が委員長を務める議会報編集委員会が開かれました。
議会報編集委員会では、1年に4回の議会報を発行します。
具体的には、5月(3月議会)、8月(6月議会)、11月(9月議会)、2月(12月議会)です。



さて、3月議会号(5月1日発行)について協議を行いましたが、
この号で私の1年間の委員長の任期を終えます。
3月議会号からは、一般質問の個人別掲載が始まります。

皆様は、東松山市議会が発行する”市議会だより(以下、議会報)”
これまでお読みになったことはありますか?
議会報には年間330万円程の税金が使われています。

実は、議会報は議員として改善したかったことの1つです。
というのも、議員になる以前に読んだ時には、
文字だらけかつ行政用語ばかりで、何と読みにくいこと!
読んでる途中で眠くなるシロモノでした。
以前は表紙も白黒で、見た目的にも目を引くものではありませんでした。


議会報は、議員が伝えたいことを載せることは大前提ですが、
市民のニーズに合わせた情報を届けることも大切です。
また、市民に手にとって読んで頂けなければ意味がないので、
読み易い、読みたいと思えるものであることも当然考慮しなければなりません。

この1年の間、委員長として幾つか改善点を委員に提示し、
丁寧に協議を進めて参りました。
多少の反発もなくはなかったですが、
委員の皆さんのお力添えで多くの議員の了解とご協力を得まして、
全てはありませんが、幾つかの改善を行うことが出来たと思っています。
主な変更点は下記の3つです。

①一般質問の個人別掲載
②議長、副議長、監査委員の挨拶
③ページの段組みを5段→4段に変更


①一般質問の個人別掲載は多くの他市の議会で行っていますが、
東松山市議会では、議員の質問を項目ごと(例えば、「農業」「教育」etc.)
に分けてバラバラに掲載してきましたので、
議員個人がどういった分野に力を入れているのか、
市民の方には一目で分かりにくい状態が続いてきました。


実は、今までも一般質問の個人別掲載は、
議会報改革の議論の1つとして挙がってきましたが、

一般質問を行わない議員が目立ったしまい不平等であることなどを、
主な反対の理由として、今まで改善されることはありませんでした。

一般質問を行わない議員が目立ってしまうこと、
というのは、一方でそのままの意味でもあるのですが、
他方で、東松山市議会では三役(議長、副議長、監査委員)は、
一般質問を行わないという暗黙の取り決めがあります。

三役が掲載されないのは、不平等という意見がありましたので、
②議長、副議長、監査委員の挨拶を載せることにしたのです。
画像は、前号となる12月議会号(2月1日発行)のものですが、
この号から新たに議長挨拶紙面を掲載させて頂きました。
次号となる3月議会号(5月1日発行)では、
副議長からの職務説明を掲載させて頂く予定で、
このようにして上記の批判をクリアしました。


また、③ページの段組みを5段→4段に変更するのも、
目線の移動が少なくなり読み易くなるのに加え、
一般質問の個人別掲載を行うにあたって、
1ページに2名を掲載する必要があるので、
4段のほうが1名2段=半ページとなり、
紙面の割り振り上都合が良いのです。
これは、前々号の昨年の9月議会号(11月1日発行)から改善しました。

つまり、①一般質問の個人別掲載【3月議会号(5月1日発行)を目指して、
③ページの段組みを5段→4段に変更【12月議会号(2月1日発行)
②議長、副議長、監査委員の挨拶【9月議会号(11月1日発行)
と、少しずつ改善を行ってきた訳です。

しかし、改善すべき点はまだまだ山ほどあります。
・文字、行政用語が多い
・議案の賛否や審議内容などの情報が薄い
等々が挙げられますが、私の任期はこの号で最後ですので、
心半ばですが、後任の委員長に託したいと思います。

今年度から印刷会社が変わりましたので、
4月2日に先方とデザインについて打ち合わせを行います。
少しでも、市民の皆様に読みたい、読み易いと思える”市議会だより”を目指して、
委員長としての最後の仕事です。

5月1日発行の3月議会号をぜひ手にとって、
一般質問の個人別掲載に着目して読んで頂ければ、
これほど嬉しいことはありません。
3月議会号は、平成26年度予算号でありますので、
市民生活にも大変重要な議会報でもあります。
更なる改善のためにも、
ご感想をお寄せ頂ければ幸いです。