東松山市議会議員の任期中にやり遂げたいことの1つが、
東松山市の農業の活性化です!!

9月・12月・3月の議会の一般質問の大項目1で農業を取り上げ、
・農政課の政策機能の充実
・農振法に基づく農業振興地域整備計画書の抜本的見直し
・農業基本条例の制定
・新規就農者に対する補助金の設置
等々を提案し、農業に対する行政の取組を促進するように訴えてきました。

何で若者なのに、農業にそんなに関心があるの?と時々聞かれるのですが()、
実は、学生時代から日本農業については関心があり、
大学の学部外授業では山間地域農業についての講義を取り、
福井県の農家さんに2泊3日の住み込み農業等々もしてきたのです(^^)

さて、東松山市では、埼玉県の農政のスペシャリストの方が出向で、
本年4月から東松山市の農政課長に就任し、
東松山市の農業のために日々アグレッシブに動いて頂いています(^^)

私自身、課長さんとよく意見交換させて頂いており、
活性化にはまだまだ難題が山積みですが、
東松山市の農業が変わる!!
そうした兆しが見えてきたのは確かです♪

その兆しの1つの農業の担い手育成のために始まった【農業塾】がどんなものか、
農政課長さんにお願いをして、
同じ会派あおぞら高田正人議員と一緒に土いじりをしてきました♪



東松山市の唐子小学校・唐子保育園の一角にある圃(ほ)場。
ここで、10名の塾生の方々が農業について学んでいます♪
ちなみに、塾生の方は大半が60歳以上の退職者の方々です(^^)
私の後ろに見えるとうもろこし畑は塾生の方々が植えられたものです!
帽子のせいで髪がペチャンコなのは気にしないでください!
着ているダサいジャージ()は、母校の川越高校の物です!




農業塾は、実際の農家さんである先生の指示に従いながら、
塾生の方々が一つひとつ作物の作り方等を教わっているような感じです♪
この日は、枝豆?の種を皆で一緒に植えてきました!
先生に農業に関して様々なことを聞く塾生の方々の姿勢から、
意気込みをひしひしと感じ、塾生同士和気あいあいと作業されていました!



農業塾は農業で食っていけるような本格的な担い手育成!というより、
自分の田畑で様々な種類の野菜を作って、
しっかり管理していけるだけのノウハウを身につける、
そういった意味合いが強い農業塾です。

抜本的な農業再生という意味合いからは遠い事業かもしれませんが、
私はこういった取組も非常に大切だと思っています。

なぜなら、東松山市では土地持ち非農家の方々が増え、

それに合わせて、土地持ち非農家の方の耕作放棄地が年々増えているのです。

農林水産省発表の農業センサスによると、
東松山市の土地持ち非農家の方の耕作放棄地面積は、
2005年に364haだったものが、
2010年には390haに増えているのです。
恐らく、他の自治体でも同じ様な状況だと思います。

農地の集積・大規模化もこれからの農業には非常に大切ですが、
こういった耕作放棄地にさせないための取組も大切です!

特に東松山市の場合は農地が点在している地域のため、
中々大規模な農業というのは難しいのです。
また、比較的都心に近くベッドタウンという土地柄もあり、
若者はどうしても外に働きにいってしまいます。

だからこそ、退職者された方々・年配の方が小規模な農業を行う、
そんなモデルを東松山市から発信していけばいいのではないでしょうか?
恐らく、すでにそうした取組をしている自治体もあるのではないかと。

若いときは都心で働き、
そして引退したら、
生まれ育った東松山市に戻り、
土いじりををして老後を過ごす。


そういった農業モデルも、東松山市ではアリなのではないでしょうか??
若い担い手が必要ないという訳では、決してありませんが(^^)