わたしはものが捨てられない…
人が関わったものはどんな些細なものでも捨てられない…
そんな自分だということにようやく気づきました。
*
小学校や中学校のときに友人とやりとりした小さなメモ。
ただの落書きだったりしてくだらないものばかりだけど
袋に入れてずっととってありました。
電子化した今でもその片鱗をみせていて。
一言しかないようなメールでも削除ができないわたしがいます。
最近はブログの記事のために写真を撮ることが多くなったけれど
この整理もわたしには辛い作業。
写真の練習のためにと同じお花でも様々な角度で撮るのだけれど
その後、使う写真だけを残して削除するのがキツくって。
特に人が写っている写真は削除するのが本当に苦痛…
PCのデータが一杯にになってしまう。
自分でも驚いたのは、
知り合いが売っていた商品に貼ってあった手書きの値札…
それさえも、剥がすことができないでいた…
こんなことも気がついた。
居酒屋さんで「 とりあえずビール♪ 」なんて言葉があるけど
「 とりあえず… 」という言葉も使ったことがないし
とりあえず…ていう意識も持ち合わせていないみたい。
とりあえずと言って、ちょっとしたものすら買わない
食材が残らないように調理する
食事の余り物を一生懸命食べようとする
必要がなくなったものを手間がかかってもメルカリで売る
利益なんてどうでもよくって…
みんなみんな…わたしはそう。
わたしは、
そんな、わたしなんだということにようやく気がついた。
ものが捨てられないんじゃない。
消すことができないんだ。
食事は食べたら消えるよね…そういう消すではなくて
存在をどのようなものだろうと認めてあげたい。
そこに、優劣や価値もなく
その子はその子なんだ。
わたしの車に友人を乗せたときに驚かれたことがある。
驚かれたというより…退かれた?滑って風がふいた?笑
わたしの車はデザインにこだわったような車
そのダッシュボードに…
居酒屋のトイレに置いてあるような昭和な造花が飾られていた。
( 友人談。笑 )
もちろんわたしの車なんだから、わたしは知っている。
でも、気がついてなかった…。
ダサイ!って。汗
実は、その車は中古で購入したもの。
購入した時から、その子( 昭和な造花 )はあった。。。
で、わたしはその子がついた車を買ったから
その子に違和感を感じない。
友人に「 これって・・・ 」と言われた瞬間
顔から火が出るようだった!
それまで、何にも思っていなかった…滝汗
もしかして、この車に乗せた友人たちは
みんな「 ・・・ 」と… キャー!恥ずかしい!
わたしは、ものが捨てられないんじゃない。
消すことができないんだ。
存在をどのようなものだろうと認めてあげたい。
否定ができない…。
そこに、優劣や価値もなく
その子はその子なんだ。
『 捨てられないことはよくないこと。
溜め込んでいては入ってくるものが入ってこない。
だから手放せば必要なものがちゃんと入ってくるんだよ 。』
ということが一時、流行っていて
そんなタイミングで
色々なものを捨てた時期がありました。
本当のわたしはものが捨てられない人なのに…
今のように、本質に気がついてない
社会でいろんな正しさの中にいた頃。
断捨離という法則を知って
それが正しいんだと思ったら
簡単にものが捨てられるようになっていました。
【 ものが捨てられないわたし 】
から
【 ものが捨てられるわたし 】
に簡単に変わってしまっていました。
今だからこそわかります。
その時のわたしは、本当のわたしではなかったということ。
こんなにも簡単に私たちは、正しさが付いてしまうのです。
こんなにも簡単に私たちは、自分を見失うのです。
本当に驚きです。
これが正しいんだと思うことを信じ込んでしまったら
いとも簡単に自分を見失ってしまう。
そして「 これがわたしだ 」と信じて生きて行けてしまうのです。
ものを捨てられた わたしが そうだったように。
世間には、様々な法則や正しいとされるものがたくさん溢れています。
成功するために…
幸せになるために…
楽になるために…
それをすればきっと何かが手に入ると信じています。
けれども、それをやってみてもうまくいかず
何かが違うという違和感から
また違う考え方を手に入れようと…さまよってしまう。
そしていつの間にか
本当の自分からどんどんと遠ざかっていく…
わたしは、そんな方々をこの一年たくさんたくさん見てきました。
その方々が、本当の自分に還る姿をたくさん見てきました。
だからわたしは
そんな姿をみていられない。
どうか自分ではないものを増やしていきませんように。
どうか本当の自分に出逢えますように。
あなたには、考え方が当てはまらないオリジナルな人生がある。
それを知ってもらえますように。
そう願うしか…わたしにはできません。
せつこ
setsuko.nrt@gmail.com
どんな些細なものでも捨てられないわたし。
そんなわたしにも変化が訪れています。
以前よりも少しだけ…ものが捨てられるようになってきました。
それは…そのもの自体には価値がないということを知り
本当に価値があるものは
その時に動いた ” 人の想い “ ということに
気づき続けているから。
人生が、その想いの連続なのだということに気がついたから。
それでも…捨てようとするとき…わたしは
「 捨てられないわたし 」
をいつもいつも感じています。
同時にそれは、本当のわたしを感じているということですし
想いがあるからこそ…そこに物はあってくれているんだと感じているから。
捨てられないということ。
他の記事でも少し書いておりますので
よろしければお読みいただたら幸いです。
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