こんばんは。
工藤倫子です。
今日はレイトショーで
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観てきました。
今日が初日です。
もう日付が変わってしまいましたが。
明日書こうかと思ったのですが
とても良かったので、まさに今
こんな夜更けなのに、娘とバナナ食べながら書いています（笑）
この映画のタイトルとポスターをみたら
きっと誰だって「大泉洋のコメディ映画？」
と思うことでしょう。
私もそう思っていました。
でも、この映画が実話だということを知り
「観に行こう！」と思いました。
映画の主人公のモデルとなったのは鹿野靖明さん、34歳。
札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、
体で動かせるのは首と手だけ。
それにも関わらず、病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始めます。
24時間体制で、誰かについていてもらわなければ生きていけないのに
自ら大勢のボランティアを集め、わがまま放題の暮らしぶり。
42歳で亡くなるまで、実に関わったボランティアの方は
延べ500人といいます。
すごいですね！
亡くなって16年近く経つ今も、ボランティアの方々が集まり
鹿野さんの話に花を咲かせているとか。
それだけ「愛すべき人」だったのでしょう。
最初は「なんだよ、このわがまま男」という感じに見えます。
障害者だからって、何してもいいのかよって。
でも、すぐに鹿野さんが命がけで本気で生きている姿に
どんどん引き込まれていきます。
鹿野さんを演じた大泉洋さんのこちらでのコメントもいい！ → ☆
10キロ減量したようですよ！
コメディ映画の様で、泣ける映画なんだろうなと思ったのですが
あえて泣けるシーンをつくらない演出が、逆に素晴らしいと思いました。
観終わったあとの、清々しさ。
それは、三浦春馬くんと、高畑充希さんが爽やかだから！！
ではなくて（笑）（いや、それもかなりありますが）
ジメジメした悲しさが全然ないからだと思います。
大泉さんもおっしゃっている様に
「障害者の映画だから、泣ける」ではなく
障害者だからとか、そうでないからとか
全然関係なく、本気で生きることの大切さを
改めて考えさせられる映画です。
観終わった後は、鹿野さんの
「お前ら本気で本音で生きてるのかよ。
こっちは毎日命がけなんだよ」
という声が聞こえてきそうなくらい、鹿野さんのキャラに
惹きつけられます。
そしてその後を、追い打ちをかけるように、ちこちゃんの
「ぼーっと生きてんじゃねーよ！」
という声が聞こえてきました、私には＾＾。
いや、本当に。
鹿野さんは
「人はひとりでは生きられないのだから
人を頼っていい。人に迷惑かけたっていい」
「人生楽しまないでどうする？
正直に生きないでどうする？
やりたいことやらないでどうする？」
ということを、私たちに命がけで教えてくれたのだと思います。
自分の足で立って
自分の手で何でもできて
自分の思う様に生きられるのに
何遠慮してんの？
何でやらないの？
何怖がっているの？
何で出来ない、やらない言い訳数えてるの？
何で決めつけるの？
って自問自答せずにはいられない。
そんな映画です。
何かやりたくなります。
できない言い訳なんかしていられなくなります。
自分に正直に全力で生きようぜーーー！！
こんな夜更けにバナナかよ → ☆
今日もあなたの幸せを願っています。
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